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2017年 6月 22〜25日 JFF北海道ミーティング

6/22(木) 朝の3時に起床 セントレアに向かい 初めての一人飛行機
チケット購入からたった一人でやったのでドキドキだったが 何とかなって 無事北海道千歳空港に到着



記念すべき独り飛行機

新千歳でレンタカーを借りて 一路弟子屈に向かう、ナビでは3時間強の予定
高速で足寄まで来たら結構雲行きが怪しく コンビニで昼飯とかを調達しそこから 今回の案内人 JFF橘さんと連絡を取ると
「屈斜路湖方面は結構降っているので途中で入れる川が有ればそこで遊んできた方が良いよ〜」と言われたので ちらちら川を見ながら走ったが
さっぱり分からないし単独なので メジャーな阿寒川に進路を取った
漁協で日釣り券を買って 案内地図は有りませんか?と聞いたら 正式な地図は無いけれど 釣り人が昔書いてくれた手書き地図のコピーを貰えて一安心
イザ〜北海道の釣り開始です
入渓点の橋からちらっと見る限りではそんなに大きな川では無いので 今日の為にラストホープさんで購入した Scott S3906/4 を繋いで流れに向かいます

丁度雨が上がってむわっとした空気の中 蜉蝣のハッチも有りましたのでサイズはマッチしていませんが大らかにソラックスダン#10でやって見ます
雰囲気有り有りの流れに2投ほどした時 少し下流でライズしたので其処に向けて3投したら バサッと大きなフライを咥える奴が居ました
可愛い虹鱒君でしたが 超元気で 強い流れと相まってロッドを曲げてくれ 田舎から北海道に釣りに来た僕を癒してくれました



お腹パンパン 阿寒川の若虹君

橋の下から入ったのですが 橋までに3匹の元気印に遊んでもらっている間に雨が少し降って来ました
ハッチが減ったからか この橋からC&Rだからか 明らかに反応が悪くなりましたのでちょっと心細くなったのですが
時折反応が有って 若虹が遊んでくれるのでそのまま進んで行くと
分流の合流する流れ いかにもな感じがしましたので駆け上がりから丁寧に探って行きますが反応が有りません
もっとアピール力を上げようと ヘアカディス#10に結び替えて流芯とかをしつこくやって見ましたが・・・
虹鱒と言うよりは岩魚ポイント的な 合流に出来る反転流にリーダーキャストで数投した時
”ザバ!”
よっしゃ〜粘り勝ち! アピール力を上げて正解だったな〜と思ったら 予想以上の引きにマジモードスイッチオン!
流れ込みでは勝負しにくいので一旦下流の開きまで走らせ そこでファイトだと少し走らせ僕も下って
て て て 止まらない
リールファイトにする余裕も無くフライラインをしっかり押さえリーダーティペットを信じて強引に制止し何とか流芯に引き戻せたので一安心
ラインをリールに収納しようとしていると 又も下流にダッシュ!
オットット〜 行ったらアカン 阿寒川〜 なんて一人でダジャレたりはしたが 油断は無い
どの位楽しませて貰っただろう? 多分カップラーメンが伸びちゃう程の時間は掛かったがTMC226BLが伸される事も 4Xのティペットが切られる事も無く
北海道のワイルドレインボーをキャッチする事が出来た!



ヒレピンワイルドレインボー! 40cm弱だったが強かった!

結構な興奮のまま JFF橘さんに連絡し 今日は屈斜路湖に行かずに阿寒川で遊びますと伝え 更なる大物を求めて釣り上がって行く
北海道の河川は見た目穏やかで緩そうに見えるが 押しがめっちゃ強い
普通には釣り上がる事が出来ず 岸に上がって歩く時間が結構ある
そんな流れの遡行しやすい流れには 若虹が居て 大場所や障害物の有る流れには大物が居る様な気がしてきた

倒木と倒木に上下を挟まれた7m程のゆったりとしたポイントにそーっと近づき先ずは手前にリーダーキャストでラインを置いて少しずつロールで伸ばして行こうと
5m程沖にフライを浮かべラインをフリップしかけたら 上流からゆっくりとフライを追う影
余りにも近すぎる きっと僕に気付いて逃げて行くだろうと思っていたが 意外や意外 呑気に水面を割ってたので
”マジで!” とロッドを立てたら ゴんゴゴン!
来た〜超大物と思い ササっとラインを巻いてリールファイトの準備をした
が 予想に反して大虹鱒は余り暴れる事無くあっさりとネットに収まった大虹君はどうも放流君の様だった



ジャスト50cmの虹鱒君は 痩せてて尾鰭も欠損していた

その後 大きなのは出なかったが 25cm位の元気印が派手なジャンプで遊んでくれたのが印象的 北海道の虹鱒君はこうでなくっちゃ〜
阿寒川を十分に堪能し 反応も薄く成って来たので 竿を仕舞って弟子屈の鱒やさんに向かいました。

屈斜路湖イブニング組はまだ帰って来ていない 午後6時半
一っ風呂浴びて ビールを飲んでいたら 何人かが帰還して来て その内の一人が昨年石徹白ミーティングで友達になった青山さん
見知った人が居るとホッとする そしてJFFからあと二人 杉山さんと酒井さん 当然すぐに打ち解けて 明日の釣行に同行させてもらう約束も出来た
橘さんのアドバイスで 明日は阿寒湖に



サッポロクラッシック & 青山さん

僕は早寝早起き と言うか前日3時起床だったので 昨夜はビール飲んでご飯食べたらバタンキュー で 今朝は5時過ぎに目が覚め
2階の部屋で何となく準備をしていたら 窓の外に鹿の親子がやって来たのを発見! 今日も良い事有りそうな予感!

7時半からの朝食をゆっくり食べて 阿寒湖に向かい竿を出し始めたのが多分10時前
結構早いタイミングでドボンと大きなボイル! 強風では有ったが風のタイミングさえ合えば射程距離内だったのでその辺りを中心に
セミフライやヘアカディスやソラックスを投げては見たものの 沈黙・沈黙・沈黙
時折岸に上がって小用を足したり オニギリを頬張ったり 他のメンバーの釣りを見たりしながら 午後3時くらいまで頑張ったが誰の竿にも当たりが無いので屈斜路湖に移動



鱒やの親子鹿   と  沈黙の屈斜路湖

屈斜路湖には 二手に分かれて入り 僕は酒井さんと共に昨日佐藤会長がアメマスを何匹か釣ったと言う赤橋に刺さった
岸から湖に進んで行くと 何とワカサギが群れを成して泳いでいた あ勿論ウグイも群れをなしていましたがね
最初はハッチの見えない湖面にセミフライそしてドラワカ・・・沈黙
ハッチが始まり小さなライズも始まったので 黒っぽいモンカゲ風フライに変えてみたら 北海道名物ヒレピンウグイちゃんと初の御対面
まあまあ奇麗な魚 でも次々釣れるので飽きて わざとライズの無い所にフライを浮かべて待つ



ワカサギの群れ   モンカゲロウと酒井さん   鰭ピンファットなウグイちゃん

時間は過ぎて行くが 大きなライズは見当たらない
と 赤橋の小さな流れ込みで ”ガボ!” ガボ!” っと音がする もしやと思って今までとは反対の方向にモンカゲフライを投げてみたら
ガボッと来たので合わせて見たら 今までより大きそうな感触! もしかしてと一生懸命ラインを手繰ったが予想外にこっちに向かって来る感じだったので
水中を数歩後ずさりしてみたら ”ち〜ん” 両手だけで何とかしのいだが ベストもベタベタ ラインもユルユルでもう駄目だ〜と思ったがまだバレテはいなかったので
一生懸命ラインを手繰ってみたが どうも怪しい・・・ やっぱり デッカイウグイだった・・・・

暫くすると またも流れ込みで ガボガボ言うので今度はナンチャッテワカサギを投げ込んで見た
数投すると はいウーちゃん、 また数投でウーちゃん・・・ 本命では無い様だったのでちゃんと前を向いてモンカゲで湖のフライフィッシングを再開
やっぱり本命の反応は無いが 又もや 流れ込みでガボガボ言ってる モンカゲを投げたが今度は何も釣れなかったので もう一度 ナンチャッテワカサギを投入
距離にして10m位なので J−SWITCH 11’0”#8のシューティングシステムだったがリーダーキャスト的に打ち込むだけで届いてしまう
何かフライフィッシングらしく無いな〜と数投した所で ガツンと来た
余り期待していなかったのが良かったのだが 今度の引きは明らかにウグイでは無い!
ギュンと走る感触を確かめてから 『来た〜〜〜!』 と雄たけびを上げ戦闘モード
今日のリーダーは0X(ウインドノット2カ所)に3Xティペット タックルセット時に思いきり引っ張って大丈夫だとは思っていても 若干の不安がよぎる
浅い所で掛けた魚は深い所を目指し抵抗するが 思ったほどギュンギュン抵抗せず 少し浅い所に寄せて来たら 何と言うかドッタンバッタンって感じで暴れる
頼むから大人しくして〜っと願いながら 背中のネットを外してランディング体制を取るが1発では流石に決まらない
寄せて来た魚はデカくて恰好良いレインボー ここまで来てバラシテなるかと緊張感MAXの中 ロッドを立てると上上出来でネットに収まった

よっしゃ〜屈斜路湖最高〜! と写真を撮ってたら あれ?胸鰭が無い・・・何だかファイトがドッタンバッタンすると思ったら 放流君の様ですな



尺ウグイ    50放流虹鱒   ワカサギ

その後は 前も後ろも沈黙のまま モンカゲロウのプライムタイムも終了し 午後7時納竿
帰り道で温泉に浸かって冷えた体を温め鱒やに帰還してビールで祝杯を上げました


釣り最終日
実はFB友達の西出さんが阿寒湖に刺さってるのを知ってたので 今日はどうしようかと悩んでいたら 幸か不幸か JFFメンバーからのお誘いが無かったので
朝彼にメッセージを送ったが 返事が無いので 一人昨日のポイントに行って見たが気配なし、そして別のポイントにも入ってみたがウグイのみ
お昼も持たずにやって来てたので一旦街に戻って 作戦を立て直そうとしてたら 彼から連絡が入った
そして ちょこっと合いましょうって事になって 一路阿寒湖へ

関東の彼と中部の僕が 北の大地 阿寒湖で初めて実体と合い握手を交わす
同じ苗字の西出同志で 何か不思議な親密感が有って嬉しかった、彼は午後2時から渡船し阿寒湖アタックなので30分ほどで別れたが
メッセンジャーのやり取りで 良い釣り出来てる様でした



阿寒湖にて ”nishideにしで結成

他のメンバーは砂場と言うポイントに大体居る様でしたが、僕はもう一度 屈斜路湖の流れ込みポイントに狙いを定めて戻ります
誰も居ない事を願いつつ 今日もガボガボが起こることを願いつつ向かうと 幸運にも貸切状態でした

速い時間は小さなウグイのライズが有るだけで 特に何も起こらないまま セミフライを投げたりドラワカを浮かべたりしていました
ただ 昨日も現れたキタキツネが今日もやって来て 物欲しそうにしていましたので今日もきっとガボガボが起こると信じて静かに湖面に刺さっていると



屈斜路湖

午後5時を回って 予想通りにガボガボが起こりましたが 今日も先ずはウグイ君2連発
ま想定内だと静かにしていたら ガボガボが再発して来たので 今度は本命とナンチャッテワカサギを投じましたが中々ヒットしません
ただガボガボも休憩しながらも引き続き有ります 明らかにやる気満々の筈なので 目の前に上手くフライが入ったら釣れると信じ緩急つけてやって行くと
ガボっと言う音に合わせロッドを立てると ”ズドン!” ストライクです、追い合わせを入れて流れ込みからこっちに引っ張り出すと
”グ!ググー!!” 沖を目指し遁走しようとする重い引き これはもしかして憧れの本命アメマスさんかも!!!
力強い引きが継続的にロッドを絞り込むので 慌てずにラインをリールに巻き取りドラッグを締めてリールファイトで応戦です
長い時間 ターゲットとの力比べ 時には絞り 時には緩め 幸いなことにここには障害物らしき物は無いので 慌てずやり取りをすれば多分大丈夫
そう信じ 至福の綱引きを長い時間堪能し さて頃合いと引き寄せネットの準備もしますが ターゲットも必死です
1度や2度の寄せではヘコタレません 素晴らしいファイトです! でも僕も何とかネットに誘い込み記念撮影と熱いチューをしたいので頑張って楽しんで
遂にやりました!
ネットに収まり切らない 大きくて美しい ホワイトスポテッドチャー 特大アメマス
こんなにデッカイのに若々しく可愛く見える 僕の憧れの君 サンキューサンキュー 感謝感謝 で写真を撮影
いや〜出来過ぎ! 北海道最高! 屈斜路湖最高!



一生の思い出になる 屈斜路湖アメマス 60cm

ネットで沖に連れて行って 熱いチューをしリリース
やや放心状態のまま岸に戻って行くと キタキツネがフライラインを噛んで持って行こうとしてるでは有りませんか
マジで慌てて 大声を出したので大事には至らず 笑い話で終わってホッと一安心

まだ時間は早い きっともう一度 ガボガボタイムはやってくると信じて岸辺に腰を下ろして 一服点けたりしながら静かにしていたら
さっきのキツネが返って来たのでもしかしたらコ奴が鱒を招くのかと思っていたら
き?来ました? 今度はタヌキです! 北海道初タヌキ・・・これも鱒招き?か???



ライバルなのでしょう 適度な緊張感が漂います

暫く待っても モンカゲロウのスーパーハッチは無く ウグイの小さなライズリングが時々湖面に映るだけでしたが、先程のファイトから1時間が過ぎた頃
期待通りにガボガボが返ってきました!
今回も 露払いのウグイを2匹程やっつけた後 ”ゴツン!”と来ました!
ロッドでグイーっと追い合わせを入れてからの抵抗が さっきの奴程では無いですが近い感触が感じられ アメマスだと思いました
岩魚系の引きとでも言うのでしょうか フッキングさえ決まれば意外とバラす事は無いような〜しかも水中で抗う魚体もさっきより大分と小さいので
それでも イザ ランディング と言う時にやらかす事が多々ありますので 慎重に丁寧にやりとりをして
よっしゃ〜ネットイン!
本日 2本目のアメマスちゃん〜? さきよりは小さいけど40UPの別嬪さんとの出逢いを果たす事ができました!
キツネさん タヌキさん ありがとう 写真を何枚か撮って この娘にもチューをしてリリース
『ありがと〜』と言いながらネットをシャバシャバ洗ってみたら 何か居ました
後で橘さんに聞いた所 ”ドンコ”というハゼの様な魚らしいです、ワカサギだと思ってたけど実はこいつを食べに来ていたのかも知れませんね!



美しいアメマスちゃん と まだピクピクしてたドンコ

時間はまだ有った、暫く静かにしていたら、ガボガボタイムがまた来た ナンチャッテワカサギ投入で ゴン!来た〜・・・バレた〜・・・
よし終了! 今日は上出来すぎる、憧れの美しいアメマスに2度も出逢えたなんて遠路遥々来た甲斐が有りました?

今日は一人で温泉 昨日より少し早かったのでゆったりと浸かって今日の出来事を思い出しながらニヤニヤした

鱒やに帰還
JFF20人+5人総勢25人 釣り人の宴で盛り上がりました。
きっとみんなに釣れた・釣れたよ〜と酔った勢いで写真を見せながら自慢したんだろうな、けど余り覚えてません〜酔ってました〜



飲んべえフィッシャーの宴

釣りは今日まで、鱒やの橘さんを筆頭に色々楽しませてくれたJFFの皆さんに感謝感謝です。

最終日は雨、今日はマンホールの会が有った時に友達になった 女子に会いに行きます
”ハルキッチン”の女将です
泥まみれのレンタカーも少しは奇麗になるかと思いながら 休み休み4時間かけて向かいました
12時前に到着し ランチを頂き少し喋りました
今日も別嬪さんと出逢え 北海道の良い思い出がまた1つ増えました



ハルキッチン                             夏カレー                 珈琲に しるこサンド

午後四時半に新千歳を飛び立ち セントレア経由で無事帰宅
決して忘れる事の無い 素晴らしい4日間でした。



帰って来たよ〜






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