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2018年 4月28〜29日(GW前半戦) 晴れ〜晴れ 気温26〜27度 水温6度

黄金週間前半

4日前に雨が降って その後水が落ちついて 今日は夏日になりそうな木曽
先週の良いイメージを引き継いで 今朝は前回より早く目が覚めたので到着も前よりも1時間程早く目的の橋に
途中の本流で薄々気が付いていたのだが 橋の上から流れを確認すると水が高く当然魚影は見えない

まだ8時と早いのだが変身し どうしよう珈琲でも入れてみるか?とぼんやり思っていたら
林道を歩いてくる人? 竿を持っている!
僕を見て引き返して行った良識のある釣り人だったのと 早く来れたのが幸いした、もう半時間遅くやって来てたら知らずに彼の後を釣っていたかもしれない
これは珈琲なんぞ飲んでいる場合では無い、下流から釣り上がってくる人が居たら折角のラッキーがフイになってしまう
そう思って チャチャッと竿を組んで下流の入渓ポイントに向かいました

朝の温度は16度で水温は6度 しかも増水
竿を振ってソラックスダン#17を水面に浮かべて行くが当然何も起こらない、普段よりゆっくり丁寧に釣り上がって行くと
15分程した時 初めてチビ岩魚ちゃんらしき影がじゃれ付いたが 出逢いは叶わず
それから20分 反転流が流れ込みに戻り見た目だけ鏡の様になった所に浮かんだいや沈んだフライに影が飛びついた様に見えたので
ロッドを煽ってみたけれど 空振り・・・
暫く別の所にフライを投げて少しだけ時間を使った後 もう一回チャレンジして見たら 今度は浮んだフライに飛びついて上手くフッキング
ファーストフィッシュを取り逃がしたくない一心で左岸に立っていた僕は割りと激しい流れを強引に横切りポイントの真ん中まで進んで速攻ランディング
心優しい可愛娘ちゃんと今日も出逢えて ホッと一安心



速い流の渦でも中心は穏やかなのだろうか? やる気のある岩魚ちゃんに感謝!

やっぱり増水の影響は大きく 反応は薄い
途中で前回好調だったヘアカディス(エゾシカ)にフライチェンジしてみるも芳しくない
ま 4匹の岩魚ちゃんに遊んでもらえたので良しとして移動する事にした

水量の多い今日、少しでも上流域の方が水が落ちついていると思うけど ここの上は朝のエサ釣りさんが進んで行っているだろうから
一旦ダム下まで降りて 別の支流の上に行く事にした
幸にもその駐車ポイントには誰も居なかったので これまたラッキー 希望に胸を膨らませながらお湯を沸かし どん兵衛肉うどんでパワーアップを計った



希望に膨らんだ肉うどん!       午後はストーンか?

食後は小一時間歩きます、途中チョイチョイ流れを見ますが増水です! 不安ですが行くと決めた以上行きます
ようやく目的地まで来て竿を出して見ますが増水で笹濁り、期待はちょっと薄くどこまで渡渉できるかも不安でしたが
ロッドを振り出して10分程 やっぱり緩い巻きでしした
一流し目に浮かんで見えた影が 4投目でヘアカディスにガボッと出ました
流れの向こうで釣れたのですが近づくのは困難だったので6Xのティペットを信じて白泡の流れを強引に横切らせ強引にネットイン
結構デカイ もしかしてもしかして と思いましたが尺には1cm程足りないようでした
にしても 万歳です! 



来て良かった〜♪ 泣き尺

次の次のポイントで そして次の次の次のポイントで 食い気の有る岩魚ちゃんが遊んでくれ
その30分後の巻きで 余り大きくなさそうな影がフライを口にしたのですが”コッツン”と言う感触だけでフッキングせず
まだ行けるかもと 少し時間を掛けてヘアカディスにドレッシングをし直しティペットをチェックして再チャレンジ
すると又もやフライに反応したのですがドラッグが掛かって喰いきれず 再々チャレンジ
出っ張った岩の下が定位置なのでしょう 今度は奥目を右から左へ上手く流れるフライが岩の手前10cm程で吸い込まれる様に消えました
一呼吸置いて 食ったか? で合わせると 小竹竹竿にズシッと重みが乗って水面に現れた影は意外と大きかった
今度もシステムを信じて強引に白泡の流れを横切らせ 速攻ランデ〜 オットとっと 下流に逃げようとする
けどここでラインを緩めたらあかんと思い 満月にしなった竿に更に力を込めての強引ランディング
万〜歳〜 今年初 尺岩魚ちゃんと出逢えた
撮影時間は短い方が良いのは分かっていても アノ角度コノ角度 あ〜動いちゃったとか何とかで5分以上はお付き合いしてもらった後 特別熱いチューをして
も一回写真を撮った

この尺もさっきの泣き尺も 老獪さはみじんも無くまだ若そうな岩魚ちゃんだった
もう釣られるなよ〜なんて 勝手なことを言いながらリリースする僕でした



木曽の尺(31cm)岩魚に今年も出逢え うれし〜

嬉しさの余韻に浸りながら フライに再びドレッシングを施し結節をチェック
おっと!フライとティペットの結び目が切れた、先程の攻防も紙一重だったのかも知れないが 今日の俺は持っていた
いや まだ持っている
何故かと言うと 先程の尺劇場から物の10分 更なる尺劇場が幕を開けたからだ

今度は反転流れが大石の下に吸い込まれる所 こいつも1度は喰い損ねたがもう一度フライが目の前に流れると
躊躇せずに口を開き ヘアカディスを頬張った
ロッドを立てる ゴツンと音が感じる様な感触が右手に伝わる 一度よろよろと引っ張られてくる
が次の瞬間グイグイッと重い引きでお家に帰ろうとする大きなターゲット
しかし意外と泳力は弱いようで強引に流れを横切らせると諦めたように白泡のこっちに寄って来た
背中のネットを外 外 何かに引っ掻かって外れない! ターゲットが下流に逃げようと白泡に乗るも竿で矯めて凌ぐ
ネットを引っ張るが・・・ もう一回引っ張ったら上手く外れたと同時に 安全ピンで留めて有った年券がバサッと流れに落ちた
ああっと思ったが 当然大きな岩魚を救うのを優先しロッドをく掲げランディングネットを白泡の切れ目に差入れ 今日一の岩魚ちゃんを確保
落ちた年券は3枚 拾えた年券は2枚
大岩魚と引き換えに 一番値の張る木曽川上流の券は何処かに流れて行ってしまったが
ガッツポーズで ”よっしゃ〜!” と叫ぶ僕でした
勿論 充実の撮影タイム&熱いチュー を満面の笑みで実施し この子にも 「もう釣られるなよ〜〜〜」と言いながら流れに戻ってもらいました



木曽の尺(34cm)は岩陰が好き!           でっかいけど可愛い娘♪     


もう満足出来すぎと思う心と もしかしたら更にと欲する心 両方を持って更に上流に向かう
釣り上がる事1時間 最終の滝下プールまで来たがプールは浅瀬に変わっていたし あれから反応はピタッと無かった
上流部の方が釣り易いだろうと言う読みは外れたけど 運よく尺岩魚に2匹も出逢う事が叶った





川通しで釣った区間を下り更に林道を下る事 1時間半
相棒のハスラーの待つ駐車ポイントに戻ると 2台の車が止まっていて1人のエサ釣りさんと少し喋っていたらもう二人帰ってきた
みんな釣れたみたいで和気合いあいで会話したが 流石に上で尺岩魚2本の話はせず 「明日も朝からここでやるんですか?」とさらっと聞くと
「明日はもう釣らない、今日帰ります」と聞いたので 明日はここに来ようとこっそり思った僕でした

変身を解き国道のコンビニまで降りて 食料と冷えたビールを仕込んだら 今宵の宿”道の駅”へ
先ずはハスラー初車中泊のため助手席のシートを倒し凸凹を毛布2枚で均した上に寝袋を広げてから 枕元にクーラーボックスを置く
寝袋の中でコンプレッションの下着とかを脱いで緩いコットンの下着に履き替えたら(勿論上着も)
”プシュ!”黒ラベルで一人祝杯を上げた!


明けて翌日 車窓は若干の結露だったが、良く寝れたので爽やかな朝
時計は6時前 まだまだ早いのでゆっくり洗顔ゆっくりトイレで時間を使うが特にする事もなく動き出す事にした
昨日上がった所を第一目的地に向かうが 既に2台の車が有ったのでダム上に向かう
運よく昨日入った下が空いていたのでハスラーを停め 変身するがまだ7時半
お湯を沸かして珈琲を飲んで一服点けたりしていると 一台また一台車が通って行くので珈琲を飲み干し流れに向かう

6Xのティペットの先に昨日好調だったヘアカディスを結んで清冽な流れに浮かべて行く
朝の凛とした空気は爽やかだったが岩魚ちゃんの目覚めにはまだ早いようで流れの中からのリアクションは無い
暫く行くと陽の当たるプール、8時15分ここは絶対に居ると思ったから丸い石の上に腰を下ろして始業時間の八時半まで待ってみるkとにした
時間と共に鳥の囀りが増え ハッチもチラホラ始まった
フライにドレッシングを施しティペットもチェック ゆっくり立ち上がってフォルスキャスト2回でラインを送って3回目でシュート
白泡右の岩沿いに着水したヘアカディスはゆらゆらと漂う 5秒 10秒と経過すると僕の脳裏に”待ったけど居ないのかな?”言葉が浮かぶ
とその時 フライにスッと寄って一旦止まる影 躊躇したのかと思ったが我慢しきれなかった様で水面を割った!

良し!小さくガッツポーズで素早くランディング
今日も良い一日になりそうです



狙い通りの一匹との出逢い! 待った甲斐が有ったってもんです

1匹釣れると安心〜そして飽きない程度に岩魚ちゃんが遊んでくれる
頭上の枝とか川の流れとかのせいで若干投げ辛いが時々良い魚が付いているポイント
ダウンクロスで投げれる位置ににじり寄り 取りあえず真ん中にポンとフライを浮べたら速攻で反応しイージーに1匹釣れた
元気に走り回るターゲットをランディングする祭に結構流れに立ち込んでしまったのでもう釣れないだろうなと思いながらフライの水気を取る
核心部は右岸下手の大石の前
サイドキャストで対岸際に打ち込みすかさずメンディングでラインを上流に
1投目 ショーと、2投目もショート、3投目そこそこ良い所に投げられたが石の頭まで流れ下らず少し手前でティペットに引かれて横にスライドするフライ
居ると踏んでいた辺りから影がダッシュで1m位上流に走り ガッポリヘアカディスを咥えた
さっきの奴より一回り大きく水中を逃げ回るパワーとスピードも楽しい、昨日の尺岩魚とは違う活きの良さに頬が緩む



2匹も遊んでくれた〜

その後も ヘアカディスは絶好調で 若い岩魚と陽光の下楽しい時間を過ごした



晴れは良いわ◎

お昼前まで楽しく過ごした後は 去年壊れてしまった渓の探索に行く事にした

移動し12時前位に目的地へ到着、誰も居なくて良かった〜とお湯を沸かしカップめんランチ
そして獣道を下って流れに降りた

昨年秋よりは少しは落ち着いたけど やはり砂利砂利の流れだ
ホームのO川やM川が壊れたときも 1匹でも良いので生存を確認したいと言う思いで竿を振って歩いた事を思い出しながら
もしかしたら居そうな緩い流れにヘアカディスを落として行くと15分程で1匹の渓魚がヒットしたが残念ながらナチュラルリリース
ポイントと呼べるポイントは無いのと反応も最初の1匹だけだったのでペースは速い
あっという間に中間地点 やっぱり厳しいな〜と思いながら 小場所にヘアカディスを落として行くと
”ピッ” 小さな小さな波紋
ほぼリーダーキャストだったので チョンと合わせてら奇跡的に乗った! 超チビッ子岩魚が!!
ネットに入れても網目から抜けてしまうだろうし 近所に良い水溜りも無いのでヤバいな〜っと思っていたが
チビ君は顎が外れる位の勢いでフライにガッポリ喰いついていたのでフックが外れる事もなさそうだったので、緩い流れで写真撮影
”居た!岩魚ちゃんは居た!良かった〜”手に取る事の出来た小さな命に感謝です

そこから暫く行くと 岩壁沿い 舟形の緩いポイントに揺れる影を発見し 「お!居る♪」って気軽にサイドからキャスト
フライがまあまあの所に着水する ちょっと佇むがすぐにティペットに引かれサーっとスピードアップ
それに気付いた岩魚君も方向転換するも追い切れず・・・てのを2回ほどやらかしてしまったら 姿が見えなくなった

そーっとポジションを上流に移動し ドレッシングしたりして3分程待って 再チャレンジ
フライが着水 ロッドを高く上げティペットが流れに巻き込まれない様にしつつ数秒待ったら
”ほら居たね〜♪”
2匹目の出逢いは 20cm位の岩魚君
荒れた流れに水棲昆虫とかも余りいないのだろう 痩せていたし尾鰭も痛んでいた
チャチャット写真を撮らせてもらって 「頑張れよ〜」と声をかけつつリリース

三連の滝まで 以前のタイムは釣れ釣れで4時間 ほぼ釣れなくて2時間半だった所 今日は1時間半
出逢えたのは2匹 すれ違ったのが3匹
最終にドキドキしながらキャストした滝下の巻き返しも無くなり残念な気持ちでは有るが、少しは戻っているのも分かった
一時も流れを止めない自然環境で 僕たちの思う壊れたと言うのは間違った意見なんだろうな
有るがまま それが自然なんだろう とは思うが 僕は岩魚がそこそこ見える流れで稀に尺なんてのが良いな〜



13時50分 調査終了 生命反応有って良かった!

これにて 「GW前半戦木曽岩魚 出来すぎ釣行」 おしまい。



今回の釣果 : 上天気の中 沢山遊びました〜



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