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2018年 9月22・23日(土・日) 曇天〜晴れ〜晴れ 気温19-29度 水温14度

お彼岸 帰省 墓参り 母と買い物 そして昼食後はいつもの流れに
この間からの雨で増水している上に曇天で気温は高く無い
ウエーダーを履いて背中には合羽を背負って初めて見たが思いのほか暑く 半時間でハスラーに戻ってウエットスタイルに
するとさっきまで無かった反応が一転 可愛いアメゴちゃんがソラックスダン#17に飛びついて来た



秋の可愛娘ちゃん

暑かったのは気のせいでなく気温もアメゴちゃんのやる気もUPして来たに違いないと 気を良くして進んで行くのだが
その後は よろしく無い状況 見には来る 水面は割れる けどフッキングしない厳しい〜

最初はフライを交換したりしてみたが是って言うのに行き付かず結局は最初のフライに戻って進む
良さげなポイントでエイってキャストしたらフェルールが抜けて竿の半分が飛んで行った
あちゃ〜
2〜3歩進んで 飛んだティップ部を拾った瞬間 視界の隅で飛沫が上がったので まさかね〜っとラインを手繰ってティップ部を立てて見たら
あれ〜乗ってるよ!
恰好良いフライマンとしては失格かも知れないが 釣れた〜 しかも先ず先ずサイズ
8ft3in3Pの上 2/3だから5ft位だったが 笑ながらランディングも出来てしまった〜竿が抜けたんで気合も抜けて渓魚が警戒せずに出たのだろうか?



朱点は強いが 良い魚〜

ふと川岸の白い花が目に止まる ホトトギスの様だ 写真を撮ろうと近づくと
花には密を求めて蟻さんが集っていた



可愛い花 黒点と黄色のパアーマークが有るね

暑いけどピカッと晴れる訳でない今日 気まぐれな感じにフライにじゃれ付いていたアメゴちゃんのご機嫌は上がる事無く
と言うか下がった感じで1時間 ノーフィッシュだったが
食いしん坊がその後飛び出してくれた
流れに乗って流下するフライ 暫く流れてココだろってポイントを過ぎてから 上流側から下流に慌ててフライを追う影
そいつはそのままの勢いで水面を割って半身を見せてくれたが 得てして空振りの多いパターン
半信半疑 乗っててとロッドを立てたら ”ゴンゴン!グリングリン!” よっしゃ〜
食いしん坊君は超元気に水中を右に左に走りまわり 僕はラインを手繰りながら流れの中に進んで行く
「元気だね〜」呟きながら 背中のネットを外し頃合いを見てロッドを更に高く上げつつネットを水中に差し込むと
観念したようにアメゴちゃんが滑り込む
これこれ〜フライマン的な恰好良いランディングだよ



ダークな全身にに朱のドットを纏う 妖艶なアメゴちゃん

そこから音無しの1時間が過ぎ 魚止めの堰堤
渓魚が居ない筈は無い 問題は食い気の有るターゲットが居るか居ないか
手前から慎重にフライをプレゼンし真ん中は反応無し 雰囲気の有る左岸の岩縁に狙いを変えてサイドキャストでカーブを掛けてフライを置いていく
下から順に行き 真ん中の岩の出っ張りを超えた所を狙ったプレゼンが上手く決まり フライはゆっくり岩縁に近づいていく
イメージ通り流れ 妄想通りにフライが音も無く消える
『よし!』と声を発した時はまだ妄想の中だったが グイッと撓るロッドの感触は現実だった
重い引きが良型を想像させながら暫くは夢心地のやり取りを過ごし 遂にはネットイン
正直 ヒットさせるまでは覚えているのだが その後キャッチするまでの記憶が無くなってしまっているので 夢?
いや ネットに横たわる渋い色目の別嬪さんは紛れもない本物のアメゴちゃんなので 間違いは無い



渋い色目だがうっすらピンク 婚姻色かな?

時計は15時前 別嬪さんに出逢えて気持ちが乗って来たので
下手二俣合流の太い流れでもう一発ドカンと出るかもなんて 更なる妄想が膨らんだがそこには1台の車と釣り支度をするルアーマンが居た
二言三言言葉を交わして 僕は右又に向かった

そして直ぐにヒットし重い引きに歓喜したが 途中で気がついた ”引きが変” そうです立派な髭カワムツくんでした
その後1時間半 本命のヒットはなく カワムツ君を3匹程追加して終了



立派な鰭のカワムツ男爵

晩餐は母とすき焼きを囲み 一杯

良い感じで酔ってたら Kotakeさんから「明日行くよ」ってメールが来た
もう一日早く連絡くれたら 今日のポイント荒らさなかったのにな〜っと思ったが ま良いか

今回の釣果 : あめごちゃん4匹



朝 Kotakeさん登場 そして川へ
昨日より水量は落ち着いているし 天気も上々 心配なのはアメゴちゃんのご機嫌だけだったが
早い時間にチビッ子が歓待してくれたので 今日は良いかも



9時4分に僕が釣り 9時5分に彼も釣った!

良いかもと思ったのは最初だけで そこから先は厳しいの一言
ひたすらロッドを振り アイコンタクトで首をすくめたりしながら 代わりばんこに進んで行って 1時間45分後にようやく彼のロッドが曲がった
朝のアメゴちゃんの倍は大きい!とは言っても可愛いあめごちゃん






良い感じ〜でしょ

水量も天候も良いんだが やはり台風が連続的に襲来した影響で渓魚は疲弊し石の下でじっとしているのだろう
その後は 又も沈黙してしまい 次に僕の小竹竹竿が曲がったのはそれから43分後だった

ま 今日はロッドビルダーとして bam rod のテストの為何本かの竿を持って来て振って見るのも目的の一つなんで〜とか言いながらも
やっぱり もう少しはアメゴちゃんに遊んでもらいたいな〜



テストですよ〜

午後は 場所を変えて と言っても有望な流れは思い浮かばなかったので 昨日僕が釣った流れのちょっとだけ下からやることにした
入渓して いやその手前と言っていいかもしれない 林道から脇の谷沿いに降りて流れに出る
手前でガイドからフライを外して目の前の小場所にリーダーキャストでポイってフライを落として 暫く待つと
”パク”って来たので ピロリンっとごぼう抜きでキャッチ
笑える出来事だったけど 期待とテンションは上がった



オヒキの見守る中 ゲットだぜ!

僕が昨日入渓した所まで200m位は有るだろうか? そこまでで何とか調子を上げて行きたい いや既に1匹ゲットしてるのだから行ける筈だ
そう思っては見たものの 現実は厳しく・・・
あっという間に昨日付けた自分の足跡を踏みながら ロッドを振る ロッドを振る ロッドを振る
稀にフライにじゃれ付く奴は居たが極まれ ましてやヒットに至る事は皆無のまま・・・
1時間と10分を過ごしたら ようやく食い気の有るアメゴちゃんに出逢い 竿を曲げることができた

どんな感じかと言うと
14時30分 流れの一部が脇に逃げる所に大石が有って そのエグレに定位していたターゲットの目の前にたまたまフライが静かに着水
ゆっくり自分の方に流れ下って来るフライをあまり動かずに食べれそうだったので ふわーっと浮いてそっと口を使った感じ

ヒット後も重いけどあまり激しくないので ひょっとして髭カワムツかと訝ったが 水面で顔が見えたので本物だと確信した
そして ごぼう抜き〜空中遊泳〜湿らせたネットでキャッチ
昨日も攻めたけど反応の無かったポイントに 今日は良い子が居たので 期待は出来るんだけどね〜



おっとりした感じのアメゴちゃん

その後も・・・で竿のテスト時間だけが進みます
流れの脇に弱っていたミヤマクワガタを見つけ介抱して山に返したので 恩返しに良い事有るかと思ったけど 水面は弾けず



みょ〜に赤い ミヤマクワガタ

16時 までやって見たが 状況は変わらず
ロッドテストを終了し 竿を仕舞いました



あくまでもテストですから〜

Kotakeさん お疲れ様でした。



本日の釣果 : Kotakeさん アメゴちゃん2匹、僕4匹



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