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2019年4月19・20(金・土) 晴・晴 気温5~20度 水温6度

今年の春は寒い と言うかここ数年が暖か過ぎて 今年は以前に戻っただけかも知れませんが
とは言え 最近GW前には必ず訪れている木曽川上流のI川に行ってきました

昨年秋に驚愕の壊れ方をしてしまった愛する川の様子を見に行く事にして 朝8時に現地の駐車スペースに到着し変身
先ずは一番期待の持てる堰堤工事現場の上を目指しますが、平日と有って現場では生コン打ちをしている様でミキサー車が出入りしています
そんな林道を半時間以上歩いて 流れに降り 工事現場の脇をすり抜けて行こうと作業場から一番遠いスリット堰堤の端を超えようとしたのですが
沈では無いのですが 超えられると思っていたコンクリートの壁を超えられず流れをウエーダーの胸からタップリ受けびしょ濡れとなってしまい
結局作業場に近い方から超えて上流に歩いて進みました

竿を振り始め無反応な流れを少し行って工事現場から見えない辺りでウエーダーを脱いで水を抜きましたが、今日も明日も湿ったウエーダーで行くよりはと
木の枝に干したら 予期せぬ今季初ウエットウエーディングで水温6度の流れを釣り上がります



天気は良かったよ~

最初は”ヒヤ~冷たい~”とか言いながら進んで行きましたが 半時間もすると指先が痛くなってきます、それでも釣り上がると
予期せぬ早い流れの脇から初の反応 そして初の岩魚ちゃんとの感動の出逢いを果たすことが出来 生きていてくれて良かったと思いました
その後 もう一回だけ反応は有りましたが 1時間半釣り上がって目的の滝 滝下プールでも反応は無く
痺れる足で今来た流れを戻り きっちり乾いたウエーダーを回収して駐車スペースで待つハスラーに戻りました



居てくれて良かった~

濡れたズボンと靴下を履き替え 裏返してあったウエーダーを表返して再度変身し 今度は二股の右を調査
直ぐに1匹をヒットするもバラシ・・・もう一匹は見切られ・・・魚は居ます!
その後2つの反応を空振りし再入渓から1時間後 ようやくやりました
反転流が大石の下に吸い込まれていくポイントで 一度は食わせ損なったのですが無垢な岩魚ちゃんだった様でもう一回フライに口を使ってくれたので
竿を曲げることが出来ました



気の優しい可愛い岩魚ちゃん

一安心したので 今度は右股を調査します
こっちは反応が無いまま時間だけが過ぎて行きます
堰堤下200m 去年までは流れ込み~水深1m程の広くて長いプールだったポイントでしたが 今日は砂で埋まってザーっと流れて行く平坦な瀬
当然何も起こらず釣り上がり 流れ込み付近の小さな巻き返しにフライを数等打ち込みますが反応が無いので上に向かって2~3歩いた時
”グイ~”っと来ました! 沈んだフライを咥えてくれた岩魚ちゃんが居たのです!



こっちにも気の優しい岩魚ちゃん

今日の最終目標の堰堤下
ここも砂利で埋め尽くされ渓魚の付き場が殆どありませんでしたが右岸下手の大石の下に1匹の影を発見しました
ゆっくり反転流が巻くポイントは僕の得意とする所でこの流れで2匹目ゲットだなとほくそ笑んだのですが・・・ドラッグが掛かって見切られてしまいました・・・

水中で反応してくれた岩魚ちゃん

まだまだ明るい午後4時前 竿を仕舞って変身を解いたらトクホンダッシュを足腰に散布しコンビニへダッシュ
明るいうちから一杯やって 知らぬ間に泥の様に眠り 午前2時に一度目が覚めましたが 小用を足して再び泥になりました



夜のお供

翌朝5時に目覚め のそのそと起き出し ダムの上に向かいますが災害復旧工事の為ダム下1kmで通行止め
数台の登山者の車がある中 パンとコーヒーの朝食を食べた後 変身し徒歩にてダムを超えて竿を出せる所を探します
昨年秋 一番酷く壊れたこの流れは一冬でどうにかなると思っては居ませんでしたが 現状を見て「やっぱりか!」 そう唸ってしまいます
歩き始めて1時間半 過去に釣った最上流部これ以上行ってもと思い荒れた流れに降り ベストからお茶を出して一息入れます
日差しは暖かく 虫はそれほど見えませんが 鳥が囀るので何とかなるかもと竿を振り進みます
1時間半釣り上がりますが無反応・・・ 足も上がらなくなって来たので残念ながら渓魚が生きている事を願いつつ戻ることにしました



壊れた流れ

上り下り合わせて5時間程の歩きの後は ライトな流れに向かい竿を出します
陽光の当たる緩い流れの畔では コブシとサクラが迎えてくれました



一転 のんびりした流れに

水量は若干多いものの 普段は穏やかで暖かい流れと分かる川底の色
重い足をゆっくり進め 流れにフライを乗せて行くと半時間もしないうちに アマゴや岩魚が遊んでくれたので疲れている事を忘れてしまいます
2時間ほどロッドを振って癒しの時間を過ごさせてもらいました



やっぱ 釣りは楽しい

癒しの釣りでリフレッシュしたら 最後に有名河川阿寺川アタックを敢行してみました
以前にも何度か竿を出して見たことはあるのですが ダイナミックで澄んだ流れに大物の期待をしつつ チビッ子アマゴしか釣れた事の無い流れです
流れに向かうと 直ぐ反応は有りましたが乗りません、多分チビッ子アマゴです
巨岩を超え進んで行くと 脇の溜りに1匹の岩魚ちゃんを発見 しかも時折らいずします
#15の白っぽいソラックスを投じ暫く待つと見に来ましたが帰って行き その後は見にも来ません
しかし時折水面に鼻先を出して何かを捕食していますのでここで諦める訳にはいかず フライサイズを落とし色目は濃茶系にしてみました
何投かやってみますが 相変わらず無視されて ”僕には釣れないかな?”
そう思って雑に投げた2投目に何故かしらゆっくり浮上し警戒する素振りもなく水面に小さな波紋を作ってくれました
痩せていて胸鰭の片方も欠損した岩魚ちゃんでしたが
脇の溜りでしたが ”チャレンジ゙阿寺川” はひとまず成功と言うことにしましょう



阿寺岩魚ちゃん

何とか流れの中でも釣りたいと奮闘し 太い流れも出来る限り渡ってチャレンジを続行すると
僕の得意とする 大石にぶつかる反転流で遂に来ました
ソラックス#15に大らかに出たのは 鰭の綺麗な岩魚ちゃん
サイズこそ小さいけれど ようやく阿寺川チャレンジに成功しましたので気分よく竿を仕舞う事にしました



阿寺岩魚ちゃん(鰭ピン!)

大好きな流れの調査の結果 他を当たった方が良さそうでしたので
今季は木曽川上流エリアを徘徊し別嬪さんを探す旅が増えそうです







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