streamside 1913
2019年5月19(日) 晴れ 気温11~25度 水温9度
久しぶりにに木曽へ 過去の記事を見たら丁度1か月前だった
前回も半日やって 辛うじて1匹の岩魚ちゃんに出逢えただけの流れに季節の進んだ今日はもっと行けるでしょうとやって来たが
結果は前回と同じで 1匹、しかも前回より小さくなっちゃってる
まあ昨年の秋に壊れた流れは簡単に復活しては来ないよね
期待は大だったが
僕の予定では 午前中に良い岩魚を釣って小竹竹竿(bum rod)と並べた写真を撮って
午後に駒ケ根でやってる”アウトドアフェスティバル”に出店している ”bum rod”kotakeさんと ”FixEnd”戸館さんを驚かせに行こうと言う算段だったが
「このままでは行けない、午後3時までに行けば彼らの顔は見える。」 そう思って林道を下る途中のポイントに向かう事に決めた
スリット堰堤の下の数十メートルだけやってみようと流れに降りたが 堰堤下の深みは埋まってしまいここぞと言うポイントは無い
右岸の巨石横をメインの流れが行き 左岸側の大石にぶつかり 駆け上がりを成していた好ポイントは見る影もなく
チャラ~っとした流れが大石にぶつかり数十センチだけ深みを持っているのが唯一それらしいポイントだった
上手も下手も浅いチャラ瀬と言う悪条件 居るとしたらここだけど大物が潜んでいるとは到底思えなかった
ほぼ期待せずにサイドからヘアカディス#15をザックリ投入した1投目 良いサイズの影が”バサ”っと岩陰からフライに襲い掛かったが
雑なプレゼンのせいで思いっきりドラッグが掛かってフライはターゲットから逃げるように流れた
『あ~やっちまった!まさか居るとは思ってなかった!!』
超反省である 多分2回目は無いと思いつつも奇跡を信じ時間を掛けてティペットチェックをしフライにドレッシングを施す
深呼吸をして 逆手のサイドキャストでフライを投じたがショートしたので直ぐにピックアップし再々プレゼン
今度は良い感じで流れ ここでお願いっていう所で奇跡が起こった
1投目より岩寄りをナチュラルより少し遅い位で流れるフライにゆっくりと影が現れスローに吸い込んだ
一呼吸置いて”乗って”と願ってロッドを煽ると”グン!”と重みが伝わった と次の瞬間 猛スピードで下流に走るターゲット
竿を矯め ラインを手繰って近づくと今度は上流へ
慌てて竿を立てたら頭上の枝にティペットが掛かって”ヤバ”っとおもったがそのままネットを用意して確保の体制
だがそれを察知した奴は もう一度下流に走った そのタイミングでティペットは枝からは外れちょっと一安心
それも束の間 浅瀬を水しぶきを立てながら走る魚体はかなりデカいし凄い力なので ヤバいヤバいよ~
テンションを掛けてはいても 右に左に そして時々石下に潜ろうとするので冷や冷やしながらジリジリと間合いを詰めて行く
すると奴は瀬の中から左岸側にダッシュし石裏に頭を突っ込もうとした”そこはダメ!”っとロッドを立てたら侵入は阻止したけどまたも頭上の枝に絡んで大焦り
そこでもう一回ネットを差し込んでは見るものの 脇をすり抜けられ又も下流へ
そうこうしている内に今度は下流にだらしなくながされているフライラインとティペットが絡まり もう本当に・・・
これ以上長引いたら絶対に獲れない、ダメもとで力ずくで下流のターゲットを引き寄せ瀬の中で強引に掬うが空振り
もうランディングとは言えず タモで掬うを再度やって何とか掬い上げる事が出来た
本当にギリギリセーフって感じでした!
浅場に居た 大きな別嬪さん♪
苦労した分 感動は大きく 何枚も何枚も写真を撮って 最後はお決まりの熱いチューで別れを惜しみつつ流れに帰ってもらった
浅瀬でのファイトがこんなにも難しいという事と 荒れた流れでも逞しく生きる力が有るという事を まじまじと感じた
その上の数十メートル 堰堤下までやってみたがそこでは1度も反応は無しで 改めて奇跡のありがたさを感じつつ竿を仕舞った
速足で林道を下り変身を解いたらハスラーのエンジンを掛け一路駒ケ根に
昼食を食べている暇は無いので 朝来る時に買っておいたパンをかじりつつハンドル操作をし 権兵衛トンネル経由で3時前にイベント会場に到着し
kotakeさんと戸館さんを驚かせる事と尺岩魚自慢をする事が出来た
ずーっと昔に 来たことの有る大田切川でしたがここも凄く有れてしまっていて少々寂しい感じもありましたが
会場内で色々見せてもらい小物を少々購入し bum rod の横の出店者におに饅頭を頂き短い時間でしたが楽しく過ごしました
(
佐藤成史さんや里見栄正さんも見えました)
大田切川
充実の1日を終え 家に帰ってから飲んだビールの味は最高でした!
本日の釣果 岩魚ちゃん 2匹