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2019年7月13・14(土・日) 曇り時々雨 気温25~21度 水温15度

岩魚ちゃんに逢いたい~ 梅雨明けまで待てな~い!
そんな思いが募っていた土曜の天気予報は 晴れでは無いが降水確率が低く☂マークは無かったので行けると思った

高速をノンストップで走り 19号線に降りた頃 お山に雲は掛かっていたが青空も少し覗いて更に行ける気がした



行ける気がする~♪

19号線を曲がって川沿いの道を進む 余り早い時間では無かったので先行者が居ません様にと願って第一目的地に行ったが
ショック~ 関東ナンバーの車が2台 既に停まっていた

しょうがないので 今季初めての第二目的地に移動 暫くぶりだったので入渓点が分からなくなってウロウロしたが何とか誰も居ない流れに降りることが出来た

ここは一昨年前に酷く壊れ 去年2回調査に来て辛うじて岩魚ちゃんの生存を確認出来た流れです
見る限りでは堆積した砂利がある程度流れ去り 岩魚の休めるプールやエグレがそこそこ有って期待が膨らみます
そして ヘアカディス#15を結んだ小竹竹竿を振って進んで行くこと半時間 反応が有りました!
フライには出たのですが フッキングすることなく帰って行った渓魚は岩魚ちゃんに違いありません
梅雨で増水した流れに食べるのが下手な岩魚ちゃん もう一回出ておいで~ とやってみますが2度目は有りませんでしたが
その半時間後 岩盤縁で流速の遅くなった流れの尻にヘアカディスがゆっくり流れた時”パシャっ”と反応してロッドが撓りました
万一大物が来ても安心の5X15ftリーダーは前日新品に結び変えたばかりなので 切れることは心配せず強引に早い流れを横切らせ
逃がさない様に速攻でランディングネットで掬い 復活の手ごたえを感じ 嬉しくなった瞬間です



去年は15cm程のちびっこでしたが 今日は25cm程の男前な岩魚さんでした♪

復活の兆しは有って その後3度ほど反応は有ったのですが残念ながらフッキングに至らず 最終地点
早い流れの巻き返しで沈んだフライをピックアップしようとした時 魚信が一瞬有ったのですが これも空振り
自分の下手さ加減にトホホです



三連の滝

何だかモヤモヤしたまま この支流を去るのは不本意なのでレーズンパンをかじりながらハスラーを下流へ
過去に何度もピンチを救ってもらった堰堤下ポイントに向かい モヤモヤを解消する事が出来ました

ちょい下流の瀬でチビッ子岩魚ちゃんを2匹ササっとゲットした後 滝下左岸際
緩い所に居ると思って投じたフライには何も起こりませんでしたが 大石縁を巻く結構早い流れで”バシッ”と来ました
さっきのちびっ子とは明らかに違う強くて速い抗いが小竹竹竿をひん曲げてくれます
岩魚?タナビラ? どちらか分からないけどスリリングで楽しい一時を過ごした後 無事ネットに収まったのは8寸の若武者の様な岩魚ちゃんでした



モヤモヤ解消~♪

さてこの後はどうするかと思案した結果 朝のポイントに行くことにしました
関東ナンバー2台は 釣りの様でもあり山の様でも有ったので、居なければそれで良し、居たら相当上の方に行っているだろうからそれも良し
そう思って行ってみたら 車は2台とも有りました、ま想定内と言う事で覚悟を決めて歩き流れに向かいました

入渓し二股の合流をやってみましたが反応なく 厳しいのかな~と右股を進んで行くと若い岩魚ちゃんが瀬から飛び出してくれました
最初は空振りでしたが その後良い感じにヒットが続き この流れはほぼ復活!行ける!!そう思って進んで行くと
長い瀬の終盤 大石の脇をヘアカディス#15が漂っていると 大き目の影が”フワ~” 正にその時ドラッグが掛かって急速にスピードを増してしまい 影は何処かに
きっと大岩のエグレかどこかでまだ餌を待っているんだろうと信じ システムチェックとドレッシング
リーダーに出来たノットを引っ張ると切れたので 5Xのティペットを継ぎ足し ついでにフライもサイズアップ#13に結び変えて再チャレンジしてみましたが
残念ながら何も起こりませんでした



若い岩魚ちゃん 好反応です

その上から堰堤下まで 平水だったら小さいながらも数か所はポイントが有るのですが 今日はザ~っと流れてて無理
そして堰堤下も流れが速く 居るとしたら左岸縁のちょっとした巻きだろうなと思いつつも白泡に続く流れにフライを浮かべて行ったら
突然”バシッ!”と来ました こんな早い所で反応するのは若くてチビッ子に違い無いと思ったのですが 予想以上に引きが強い
そして水面にチラッと浮いて来た時見えた姿は 結構大きい! もしかして尺?
急に慎重になって なるべく手前に寄せてランディングと思っていたのですが一歩二歩三歩四歩と僕の方からターゲットに近づき
股下まで濡らしながらのランディングは無事成功!! 右岸側の浅瀬に戻って 写真撮影&計測します
ネットに横たわった魚体は真っすぐでは無いので 先ずはアウトコーナーで計ってみますと・・・ジャスト30cm
残念ながらインコーナーを計る事無く 尺認定ならずでした



泣き尺だったが まだまだ大きく成りそうな良い岩魚!

時間はまだ15時半 堰堤を超えてもう少し行きます、そこは5月後半に尺岩魚と出逢った流れ
そのポイントまでは小一時間と思って竿を振って行きますが、反応は有るのですがフッキングに至りません
そうこうしている内に件のポイントは目と鼻の先になりました
5月時点では水位が低く浅い瀬の連続だったポイントが 今日は水量タップリ良い感じの深瀬になっています
先ずは瀬尻 慎重にやって見たつもりでしたが 3投目 流れに垂れた木の枝にフライを引っ掛けてしまいロスト
”あ~あ やっちまったよ~” そう思いながらシステムチェックしてフライ交換していると 雨がパラパラと落ちてきて
なんだよ~鬱陶しい雨だなと思いましたが・・・

何故それに結び変えたのか?確かに空振り続きだったが泣き尺も釣れているヘアカディスでは無く ソラックス#13を結んでみた
そして瀬尻は諦め フラットな瀬の真ん中に何の気なくそれを投入してからこのまま流れると大石のブラインドでフライが見えなくなるのに気が付き
2~3歩前に出ながら流れを見ていたら あろう事かまさかの影が浮上してくるのが見えた
それは本当にゆっくりとした動きでスローモーションの様で有った
えてしてこんなシュチュエーションでは見切られたり空振りやをやらかす事が多いのだが ”お願いします!”と竿を煽ったら”グイ!”っと重みが乗った
大きな魚は一瞬では何が起こったのか分からない様にゆっくりと沈んで行くが 僕がラインを手繰って前進すると異変に気付き 先ずは上流に
瀬の上流には5月に尺岩魚が居た大石のエグレが有って もしかしたら其処に帰ろうとしたのかも知れない
けど小竹竹竿に絞り込まれ流れに逆らって上流に向かうよりは下流だと思ったのだろうか、突然方向を変えて僕の横を走り抜け下流に
重い!しかも早い!!
けどもティペットも結び変えたばかりだし、竿は何匹もの尺岩魚を取り込んだ小竹竹竿! フックオフさえしなければ何とか成る筈
下流への動きを封じられたターゲットは今度は左岸側 転石の中に潜り込もうと再び方向転換
こいつはヤバい! 絶対に潜り込まれては成るかと力比べで制した後は ほぼコントロール可能となったので背中のランディングネットを外しいよいよ捕獲
ラインを1度引いたらフライラインとティペットの結び目がガイドの中へ、そしてもう一度ラインを引き更にロッドを高く掲げる
観念したのか滑るように近づいてくる大岩魚が素直にネットに収まった
これ以上ない最高の何十秒かを過ごし ネットに横たわる大岩魚の重みを感じながら 下手に撮影ポイントを探し移動
何枚も何枚も写真を撮って Kissは2回 一回は熱く もう一回は軽く 居てくれた事と釣れてくれたことに感謝である



いい雨だった☂ 大きくて強い そして美しい岩魚 ”ありがとう”

もしかしたら 瀬の流れ込みとか大石の縁とかでもう一匹 なんて甘い妄想は有ったのですが現実はそうは甘くはない
そして堰堤下も甘くは無く 本日納竿

雨に濡れた 野草を見ながらハスラーまで戻ります



ホタルブクロ

コンビニ寄って晩餐と朝飯の買い物をして 道の駅に
いつも快適な場所なんだが ちょっと様子が・・・トイレ改装工事中! でもまあ良いかと仮設トイレから距離を取って駐車
ヘッドレストを外しシートを倒したら 毛布で凹んだ所を埋め綿系の寝袋を敷いてその上に化繊のシュラフを段取りして
”プシュ!” 時間はまだまだ早く少しは周囲の目が気にはなりましたが 一人晩餐の開始です
いつの間にか寝入ってたのですが ガランガランと大きな音を立ててやって来た車が何やらうるさいので起きてみると
古いジムニーがバーストした様でタイヤ交換をしていました、しかも雨が強く降っている中で



翌朝起きると やっぱり雨
スマホで天気予報を確認したら 9時位には上がって行く様でしたので ゆるゆると8時まで道の駅で過ごしてから出発です
昨夕 退渓してハスラーまで戻って来たらまだ関東の車が有ったので 「きっと3連休中山に籠っているに違いない 明日は今日の上から行けるな」と思ったので
今朝も同じ所に向かうと 目論見通り関東の車2台だけが有った

昨夜の雨はかなり降った様で明らかに増水していたが 雨も止んだし上流に小一時間行くので何とか成るでしょう
そう思いながら鼻歌交じりで歩いて行った



雨上がり 蛙さんも草木も元気

期待半分 不安半分で入渓点、かなりの増水だったが行けるところまで行ってみようとロッドを振って進みますが
反応なく四十数分後にはこれ以上進めないと断念し敗退



多すぎた

林道を戻りながら どうするか考え ダム下なら安定した水量かもと思い 二股の左に行く事にした
読みは当たって水量は全然大丈夫だったのですが 何故だか反応は一切無いまま叩き上がり時計を見たら入渓し直してからほぼ1時間が過ぎていた
100m程上に見える大石まで行ったら諦めて戻ろう そう思って岩魚が居るとは思えない緩い瀬に真横からキャストし 滑るように流れるヘアカディスを一応見ていたら
”バシャ!” 突然水面が弾けたので反射的にロッドを跳ね上げた
乗った!と思った瞬間エライ勢いで下流に走り瀬を一つ下られたがそれ以上はダメ!と強い目に矯めSTOP!
3m四方くらいのスポットから逃げ出さないない様にテンションを掛けつつ近づきそのスポットに足を踏み入れた
ターゲットまでの距離は知れているが右に左に走りランディングを拒むので変だな?と思っていたが 意を決して強引に取り込んでみたら
予想外にタナビラ(アマゴ)だったしスレ掛かりの様でも有った【ネットに収まった瞬間にフックが外れたので確認は出来ていない】
何にしても 1時間掛かった最初の反応を物に出来た幸運 と言うか ようやく引き返せると言う安堵の方が大きかったかな




久しぶりにタナビラちゃんが釣れた! ありがとう♡ 助かったよ

11時頃に合流点に戻り 右股を進んで見る
昨日よりも明らかに水は高い けど行ってみる、何故なら昨日見たが釣れなかった大物が今日も居るかも知れないから
増水の中 昨日反応したと所とは別の所で反応が有った そして暫く後 可愛らしい岩魚ちゃんが釣れてくれた
「左又より全然良いじゃん!」そう思いながら進むと又反応 空振り1回 チビッ子1回
良いね もしかしたら昨日の大物も行けるかも~と思いながら行ったが そこは沈黙 そして その後もだった



増水の中 釣れてくれてありがとね◎

昨日も歩いたし 今日も朝から良く歩い しかも増水の流れを
そのせいで足が既に上がらなくなって来ていたので お昼前だったが竿を仕舞って家に帰る事にしました




一日半の釣果 岩魚ちゃん丁度10匹(内1匹34cm)
タナビラ(アマゴ)ちゃん 奇跡的に1匹



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