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2019年8月11・12(日・月) 晴れ 気温22~31度 水温18度

お盆前 真夏の岩魚釣りに木曽 前回増水のため直ぐに断念した流れに向った
お盆の渋滞に巻き込まれない様 朝4時過ぎに出発したのが良かったのか スムーズに目的の駐車ポイントまで来た
ちょっと早い気もしたが 暑くなる前の方が良いかもと思い8時前に変身し歩きだしたら
来た来た虻の一団が~で帽子を振り回しながら目的の流れまで林道を必死で歩いて流れに立ったら何故か分からないが奴らは居なくなったのでほっと一安心
これなら落ち着いて釣りに集中できると思った

時間はたっぷり有るので 丁寧に丁寧に探って行ったのですが・・・やっぱり朝が早すぎたのでしょうか?流れは良さげなんですが反応が有りません
この水系 一昨年までの夏だったらサイトで岩魚ハンティングも楽しめたのですが、流れが荒れて以降そんな状況にはまだ戻っていません
何処にいるのか分からない中で丁寧に探って行く事1時間半 岩っ縁の小さな瀬で良い感じでヒットさせたのですが
トラブルは無かった筈だったのですが長時間大き目のヘアカディスをキャストし続けてたのでフライの結び目が切れてしまった
ショックでしたがまだ先は有るので気を取り直し 同じ感じのフライを結んで少し行ったらこれまた小さな瀬から岩魚ちゃんが追い食いでフライを咥えてくれました



1匹目 釣れました!

その後 立て続けで2度空振りしてしまい 遂に地合いが来たのか~と思ってた所でちょっと大きめのヒラキ
今のところ小場所でしか反応を見られていなかったので気軽に投じた1投目に やる気の岩魚が超ナチュラルに瀬尻でヘアカディスを捕食!
”デカイ!マジ喰った?”
反射的に跳ね上げた右手に重みが乗って小竹竹竿が撓る
一瞬置いて異変に気が付いた岩魚が下流に凄い力で逃げようとする
”ヤバイ 耐えて上流に来てくれ~” 念が通じたのかターゲットは上流に向かって泳いで行く その姿を見て確信した
”確実に尺上 ひょっとしたら35cm”
若干深い瀬で抵抗する大岩魚に対してゆっくりラインを手繰りながら近づき行けると思いながら背中のネットを左手で外し
頃合いを見計らって水中にネットを差し込みつつロッドを高く掲げて見たが ターゲットにはまだ余力が有って手の届かない所を通り過ぎて下流に
とは言ってもヒットしてから1分近くのやり取りを通して 慌てなければ行けると自信を持っていたのだが
下流に行ったのを止めて もう一回寄せてこようとした正にその時 大岩魚が尾びれを振ったと同時にテンションが抜けた!
”あ~”っとなって その場にへたり込んだ
暫くの放心状態の後 フックアウトしたのだろうかと仕掛けを確認したらフライが無くなっていた
しかも6Xティペットは何時間も使った様にチジれ大岩魚の力の強さを物語る様でも有った



やらかした~

普段は5Xのリーダー+6Xのティペット 喰いの悪い時には更に6.5Xにしてフライを結ぶのですが、ここで切られたので今日は末端5Xで後悔しない様にやって見る事にしたのですが
この後は何故か反応が無くなって・・・
最終の滝 色々とフライを流してみたその中ごろで 大石の隙間(30cm*50cm)に良い岩魚を見たのですが 見つけた瞬間に目が合ってスクープ・・・ 
その後も反応なく一旦納竿

上の区間を終え 中の区間に入ったのですが 1度だけの反応を空振りし下の区間へ
そこは真新しい足跡が有って更に厳しい儒教でしたが、大きな瀬に遠い目からプレゼンテーションしたヘアカディスの1投目で唯一の反応
ここに来るまでにやっぱり末端ティペットを6Xに戻した事も良かったのか バシッと乗り
元気な若い岩魚が右に左に逃げようとしている横を 別の1匹がからかいに来たのも見え渓魚は居なくは無いのも分かりましたが
場荒れするのなんか気にしてたら またバラスかも知れないとなりふり構わずザバザバとランディングし 無事キャッチできたので肩が軽くなった気がします



釣り開始から6時間で ようやく2匹目~

堰堤までもう半時間頑張っては見ましたが 反応なく一旦上がって ハスラーの待つ車止めに戻ってその辺りをやって見ようかと思っていたのですが
そこには3人の若者達が泳いでいたので 別の川に移動

そこは小さいながらも魚は沢山いる流れでしたが蜘蛛の巣だらけ
小一時間やって 放流アマゴ1匹と 岩魚ちゃん2匹に遊んでもらったのですが それ以上行く気力が無くなったので竿を仕舞いました



安心の流れにて

明日の為に早めの休息をとれるとポジティブシンキングでコンビニに寄って道の駅に向かったのですが
流石お盆前 沢山の人で賑わっている中で 寝床を作ったりビールを飲んだりするには明るすぎましたので 人が減るのを待って午後6時前にようやくビールを開けました
日が暮れるまでは暑くても我慢だと ビール後焼酎で過ごしたのですが 日が暮れても気温は下がらず流石に眠れなかったので時々ハスラーを起動しACに頼りながら朝を迎えました


翌朝 釣り座を確保すべく早くに通称タクシーポイントまで行き安心してから朝食を食べたり昨日の反省をしたりを車中で時間を使いました
何故車中かと言うと やっぱり虻が沢山寄ってくるからです
何時まで時間つぶしをするかと考えた結果 やっぱり日差しが渓に差し始めたら良いだろうと思い 7時半頃に行動開始
小一時間は沈黙でしたが 8時25分 初反応 初ヒット 初バラシ 今日もこんな感じでスタートです
その後 2度反応が有った後の8時55分ようやくヒットし竿が撓ったので 躊躇せずにゴボウ抜きし脇の水たまりに~と思ったら手前の砂地に落下
バタバタする岩魚を逃がしてなるかと掴んだら水溜りにトス~危なっかしかったですがこれでも1匹 危なく逃げられるところでしたが・・・



この子が今日一になるとは~

厳しいながらも 昨日の流れよりは反応は有るのですが、乗りません?
何時ものヘアカディスを見切られたので 蟻に違いないと思って結び変えてみても食わないし ソラックスにしても???
1度だけデッカイ魚がアントを見に来て水面を割ったけど乗らず・・・結局分からず仕舞いでヘアカディスに戻るって言ういつものパターン
その後チビッ子岩魚が3匹は釣れてくれたけど どいつもパックリ行くんでは無くてツンと突っ突いた時たまたまフッキングするって感じ

であっという間に3連の滝 下で1度反応したけど乗り切らず~諦めきれず足場の悪い岩場を這いつくばって中団に行ったら
デカい影が揺れている!!
底の方だけど結構やる気は在りそうだったので デッカイヘアカディスを打ち込んで見たら ふわ~っと動いた気がしたが水面までは来ない
影は結構動いていたので一番手前に来るのを待って数度チャレンジしたが・・・
ドライでは無理なのかと思ってもニンフなんて持っていないかと思ったら ゴミパッチンの中から金玉ニンフが出てきた!
奇跡が奇跡を呼ぶと信じ それを投じて見たが 3投目くらいに違和感を感じた大岩魚は消え 10分ほど待っては見たが戻ってくる事は無かった



奇跡は起こらなかった

このままでは終われないと一旦ハスラーに戻り お助け堰堤に一縷の望みを持って移動
チビッ子アマゴらしい反応をことごとく外し 堰堤脇の転石の隙間で岩魚らしい魚と一瞬だけ繋がったが1秒も持たず
泣く泣く竿を仕舞って帰る事にしました




本日の釣果 木曽川 甘く無かった



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