streamside
2017


2020年5月24(日) 曇り時々雨 気温18-22度 水温15度

ゴールデンウイークの喧噪も収まった頃 とは言っても何時もの田舎の流れですから 安定の貸し切り状態
雨が降ったり止んだりの朝9時 合羽を引っ掛けて流れに立った

曇天の割には反応はボチボチ有るが ほぼチビッ子ですので 日差しが欲しいですね~



チャラ瀬でチビッ子が 好反応

まあチビッ子が居るって言う事は 渓魚の命が受け継がれているって事なので嬉しいし この子達のお兄さんやお母さんが必ずいる筈なんだ
そう思い 油断せずに進んで行くと人工的な護岸で固められたポイントに来た時
瀬尻底のコンクリートに移る数匹の影は僕の姿に気付きすぐさま上流の方に移動 毎回の事だからこっちも気にせず中ごろまで進んでからロッドを振ってプレゼン
1度だけ影が見に来たが水面を割る事は無い これもほぼ毎度の事で結局はキャスティングだけして次のポイントってパターンが多い中
今日は違った 流れ込みからの流れに乗せたソラックスダン#15が護岸際を下って来ると
底の方から影がダッシュで浮上して派手に水面を割った
”マジか!”って感じでロッドを立てたら上手い具合にフッキング出来た様でロッドが撓ります
岩の上でのバイトをランディングする為に下流側砂利のヒラキまでコケ無い様に下り 膝上までの流れに入り込んだら
ようやくターゲットを見つめ直し楽しいやり取りを十数秒 そして背中からネットを外し流れに浸したらロッドを立てて無事キャッチ
さっきまでのチビッ子からしたら格段に大きい お兄さんアメゴがランディングネットに横たわりました



じゃじゃーん

やっぱりお兄さんは居てくれたので 期待は上がってお母さんクラスとの出逢いを夢見て更に進んで行きますと
と 別の生き物に遭遇です!
ウシ科カモシカ属 ニホンカモシカ が目の前に仁王立
特に怒っている様子も無く 森の哲学者と言われるように僕を見 ”下等な人間がやって来たな~” と思っているみたいでした



凛々しい天然記念物

珍しい遭遇から半時間 堰堤下まで行きましたがアメゴちゃんとの出逢いは不発
正午になったので 一旦下ってからカップラーメンでランチ休憩の後 飽きもせずロッドを握って流れに向かいます
入って最初の大場所プール そろそろカワムツ君の季節かな~とフライを浮かべると予想通りの結果に苦笑しながらも
流れ込み辺りで本命君も釣れてくれました



予想通りのカワムツ君と 予想外のアメゴちゃん

そこから小一時間 それなりには楽しめたのですが何か地味な感じだったので
GWに放流したデッカイ放流魚のを狙いに移動しました

橋の上から数匹の大きな奴が見えるし 緩い瀬の岩べりに定位している奴なんかは楽勝だ~なんて気楽にチャレンジしてみましたが
岩べりの奴は3投で嫌がって逃げて行くし プールの何匹かは全く無視で これはドライでは無理なのか・・・と思いながらも
システムを変更する気も無くプールを超えて上の平瀬へ
近づいて行くと1匹の大きな影がスーッと上流の岩陰に消えてしまった
放流から2週間 それなりに苛められて学習してるんだなと思いながら なるべく遠い目から岩陰にフライをキャストしてみたら
1投目で小さな波紋が起きた! これは!!っと思ったが コレか~!!!
得意のチビッ子をキャッチしたのです、赤い朱点で鰭の張ったこの子は放流君なのか居付きなのか微妙な子でしたが
このポイントは近年余り釣れて居なかったので 放流君だろうと思った

まあ念の為にと その上の流れ込みに何投かやって見て釣れないな~と思ったその時
モワっとした波紋が起こったのと同時にロッドを立てると さっきのちびっ子とは全く違う
ピンと張ったティペットの先は暫く動かなかったがラインを手繰り追い合わせを入れたらゆっくりと動き出した
”居た居た釣れた~” 何故か半笑いでやり取りを開始し ”オッ”とか”ヤバイ”とか言いながらも数十秒でネットに救う事が出来ました
デッカイ放流君はコンディションはまあまあだったけど 背中に突かれた様な傷が・・・鳥だろうか?
余裕で30cmを超える大きな魚を鳥が? 丸のみは出来ないけど啄む事は出来るのかな?



放流君確認 ミッション完了

取り合えず目標は達成したので どのあたりで仕舞おうかと思いながら湿ったフライを再生させて釣り上がって行くと
時折小さな反応は有って 1度だけヒットしたが直ぐにバレたので チビッ子軍団だろうと思って フライサイズを一つ落として進む
と予想通り いや予想以上の本命君がヒットし流れの中を右に左に元気よく逃げ回る
暫く楽しんだ後 キャッチしてみると 渋い色目の鰭ピン娘で確実に居付きの風貌をしたアメゴちゃんが
ランディングネットに横たわった



予想外の別嬪さん

近年この辺りでアメゴちゃんは釣れていなかったので正直驚いたし もしかしたら最初に釣れたチビッ子も居付きとも考えられる
去年今年と発眼卵放流した辺りは意外と魚影は薄かったので もしかしたらその子たちが下流に下って育っているとも考えられる
新たな発見かも
今日も十二分に川遊びを楽しめたので 竿を仕舞って上がります



本日の釣果

アメゴちゃん 沢山釣れました



inserted by FC2 system