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2026

2020年7月19(日) 晴れ 気温18-27℃ 水温13℃

この辺りはしとしと雨 長野では強い雨が降り続いていた長い梅雨の晴れ間
早く目覚められたら遠征でゆっくりだったら近場かな?と思っていたが やっぱり早起きしてしまったので増水の不安の残る木曽へ出発
新型コロナも第二波的な感染拡大がそろそろヤバイ感じ~そのうち外出も規制されるかも~その前に行けるからラッキーだよ
なんて思いこませながら高速を降りて19号線を遡って行くと 予想通りいや予想以上に増水している本流にちょっと・・・
ま来てしまったものはしょうがない、しかも一発逆転の大物も増水後に出逢える事が多い(ちょっと多すぎだが)と目的の駐車スペースに向かう
ジャスト8時くらいに誰も居ない駐車スペースに滑り込み ゆっくり準備を進めるが 流石に増水を嫌ったようで誰も来ない

リバーピークのDT3Fを治ったコヒノールの古いバッキングラインに結び付けてクルクルと巻いていくと・・・
巻ききれない!
 で一旦ほどいてバッキングラインを半分くらいに減らしたけどダメで結局はバッキング無しにして巻いてからLDL5X15FTを結んだ
そうそう小竹竹竿もロッドエンドの金具を修理したばっかりなので新旧取り混ぜての復活戦なのだ

身支度を整えて林道を歩いていくと ビッグな青大将が日向ぼっこ☀ なんだかパーマークが延々と続いているようにも見えるので
今日は良いこと有るかも?



長いものには巻かれろ

今日の作戦は 水量が多いので最初に一番上を攻めている間に少しは水嵩が落ち着いてくるだろうから
次は中 最後は下を攻め 本命は昨年何度も幸運が訪れた中である

過去には林道を歩いてやって来たが 増水に阻まれ100m程で撤収した事も有るけど 今日はそれよりはマシだ
長梅雨の反動と好天に誘われた岩魚ちゃん達が 緩い反転流や瀬脇から時折反応してくれる
追うけど喰わない 食ったつもりが喰えていない そしてやっと釣れたと思ったら小さい割に良く引くな~と思ったらスレ掛かりだったけど
無事にネットに収まってくれて ほっと一安心だ
しかもその7分後には きちんと口にフッキングしてくれた事で フライは悪くないと信じることが出来たので 自信をもって進める



増水の流れに デカくて黒目のヘアカディスで進みます

6ft9inの小竹竹竿で5X15ftのリーダー直結でスタートしたのですがチェックの際 2度ウインドノットで切れて 今はちょうど竿2本分
ここぞっていう場所で反応が有っても良いだろうと思ってたら
目立った虫は飛んでいないけど 腹を空かした岩魚ちゃんが時折上を見ててくれる様で
反転流に乗ったフライがが左側の大石に向かって流下し 石影から黒い影がザバッと飛び出したのですが
ドラグで流れとは逆に動いたフライは岩魚ちゃんの口に入らなかった、しかもロッドを煽ってしまったのでターゲットに気付かれたような・・・
再チャレンジするけど さっきのポイントは当然沈黙 次は反転流が本流に飲み込まれる明るいポイントでも何も起こら無かったのですが
そこから白泡脇をゆらゆら揺れながらヘアカディスが下って行くと 白泡の中から勢いよく飛び出した影が 躊躇なくフライを喰った
”居た!”
反射的に合わせるとロッドが良い感じに撓ってバッチりフッキング
白泡の中に逃げ込もうとするターゲットを竿で止め ラインを手繰りつつ流れの中に歩み寄り背中のネット外して流れに浸す
左右に2~3度に抵抗を試みたターゲットだったが その後はすんなりと僕の誘導に従ってスムーズにネットイン
今日 ここに来て良かった そう思いながら写真撮影&熱いチューを交わし 流れに戻ってもらった



泣き尺の別嬪さん♪

反応は確実に良くなってる感じだが 何処で岩魚ちゃんがエサを待っているのかは謎?
基本は陽の当たる緩い反転流なんだけど 偶には瀬尻 偶には駆け上がりの時も有る

進んで行くと 反転流なんだけど暗い上に流れが早すぎるポイントに来た
期待は薄い上にプレゼンしたブラックカディスは見えない・・・とりあえずこの辺りであろう所を注視していたら
小さな反応が”プチ”っと見えたので 一応合わせて見たら ”ズーン” 一瞬にして ”これは来た!” そう言う感じの乗り方だ
リーダーキャストだったのでラインを右手中指でギュッと押さえてロッドで僕の立つ右岸下流側に引くがターゲットは反対の大石下を目指している様だ
今日こんな流れではやり取りとかは2の次 5Xのリーダーを信じて取り込める所まで引っ張るしかないので
竹竿がどの位撓っているかは手に伝わる感覚で想像し徐々に力を強めたら動いた、次は白泡を下流に下るスピードを出来るだけ抑える様にコントロール
増水続きで体力万全で無かったのだろう 意外とすんなり寄って来たので左程大きく無いのかとも思ったが 水面に浮かんだ岩魚ちゃんは
確実に尺超え
それを見てしまったので 若干緊張は高まったのと 最後の抵抗で2度ほどヒヤッとしたが 無事にランディングする事が出来た!



今季2匹目の尺上ちゃん 33cm♪

良い岩魚が釣れたので余裕が生まれたら お腹が空いた気がして来たのでベストの背中から”お握りセット”を出して早いランチ
お稲荷さんのお汁が若干面倒では有るが、揚げ竹輪とかゆで卵も有るので結構好きです



余裕のランチ

は~お腹も落ち着いたし 一寝入りするか~
なんて事はなく ティペットとフライチェックして ボロッチクなった黒系フライを真っ黒デカカディスに結びなおして立ち上がります
スカ! スカ~! っと連続で空振りし フライが違うのかな?とも思ったが その後連続ゲットで悪くないのかなと思いなおす

次に現れたのは大きな反転流のプール
浅瀬を反転流がグルっと回って白泡手前のちょっと深い所が怪しいなと思いつつ 先ずは手前にポチョンとフライを落としチョイっとラインを送ったら
日陰の浅瀬で”シュポ”っとフライを吸い込んだ奴が、本命場所を荒らしてはいかんと一気に寄せようと思ったんですが
ギュンと素早く力強く白泡の中に突っ込まれちょっと焦った
場を荒らす価値のある1匹と認識し 僕は小竹竹竿で耐えながら1歩2歩3歩4歩更にもう一歩流れの中に踏み込んで足場を固めターゲットに正対した
5Xを信じてグイっと寄せるのだが敵も必死で寄せられた分を流れを利用して遠ざかる
ちらっと白泡に浮かぶシルエットは大きい感じ そんな事を思いながら何度かのやり取りの後無事にネットで掬う事が出来た
何処で写真を撮ろうかと見たら 直ぐ上の岩のくぼみが良い感じに水たまりになっていたのでそこに移動させて
怪しい大きさの岩魚の長さを測ったら 30cmを少し超えていた! なんと今日2本目の尺~🌸

写真を撮ろうとポーズを変えてたら モデルさんの両オデコにティペットで擦ったであろう傷が痛々しかったので 早めに流れに帰ってもらった



大きそうに撮れていませんが ジャスト尺

正午までに 2匹の可愛い岩魚ちゃんをゲットし 2匹の良型岩魚をバラシて~
本当はそこから小一時間で最終の滝下プールなんだけど 増水のため進めずUターン
増水の中 日差しに救われた流れに感謝しつつ川通しで下って セカンドステージにむかいます



ここまで行きました~☀ 途中の浅い橋が埋まるほどの水が出たのが分かります

さて午後の釣りは如何か? 水量は若干落ち着いたのかどうかは流れに立ち込んでも分からないけど 毛鉤を流してみたら直ぐに分かった
きっと適水量に近づいたに違いない、何しろ速攻で反応が有って乗らなかった渓魚が数投後に竿を曲げてくれたからだ

早瀬の瀬尻でピチャっと出たが乗らず 残念~と言いながら駆けあがりに数投したら”ドン!”やっぱやる気モードにスイッチオンの様だ
しかも 木陰になった対岸の巻きからも”ズーン!”



とっても良い感じ

調子がアゲアゲなタイミングで 昨年良い思いをさせてもらった本命場所
嫌が応にも期待してしまいます
下手から ヒラキは流石に流れが速くて出ません 小さめの巻きも若干早すぎるのでさっさと切り上げ 大本命の大きな巻きへ
光と影のコントラストがキツくて凄く見辛い中 ここぞって所では反応させられなかったのですが
奥から回って明るい所に出てきたヘアカディスを何故からゆっくり追っかけてくる影がのんびり追って来ます
ヤバイ見切られてるかもと思った瞬間 ティペットの弛みが無くなってフライがピュッと流心に
その瞬間 慌てたように岩魚もフライに襲い掛かって来たのですが 正直やっちまった~と思ったのですが
念のため一呼吸おいてロッドを立てたら ”グググ~” 重い魚信でロッドがグイと曲がった
とりあえず白泡を超えてこっち側に来てもらってから もうなんて言うか余裕でやり取りを楽しみ 無事にネットで掬う事も叶った
今日3本目なので測らずとも分かる 31cmだなとか言いながら 写真撮影&チュー&リリース
やっぱ良い川だは~



狙った本命ポイントで奇跡的に釣れたよ~

そsこあらもう少し行ったが まそんなに甘くはないよね
って事で もう一度下ってラスト30分
ここでは中々大物には出逢えていませんが 可能性は有る、特に増水後は何が起こるか分らないのでスルーする訳には行かないでしょ
っとやってみたら 尺こそ出なかったけど キラキラ光る岩魚ちゃん達が何匹か飛び出してくれたので大満足
15時半に竿を仕舞いました



ラストを飾ってくれた岩魚ちゃん

長梅雨の最中に快晴に恵まれ 岩魚ちゃんにも恵まれた一日でした



本日の釣果 岩魚ちゃん 沢山釣れました



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