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2029

2020年8月9(日) 晴れ 気温20-25℃ 水温17℃

コロナの影響も少なく 仕事が有るのは喜ばしい事なんだが休みが日曜しか取れないのが少々残念と思っている(贅沢)
今週は金曜日に結構降ったみたいなので土曜日は釣りにならないだろうから 日曜日は期待大だと fujita夫とつるんで木曽に向かって来た

結構早く出て第一目的地に8時半ごろ到着したのだが そこには先行車が1台有ったので速攻で方向を変え第二目的地へ
林道をガタゴト上って行き途中の土砂崩れ手前にはスラーを止めて身支度を揃えて歩きだす
「今年は熊が多いんだって~、前回別の流れの帰り道 山の斜面に見たよ~」 なんて鈴を鳴らしながら歩いて行く
林道から山裾を流れまで ココが結構怖いので 鈴を振り 笛を吹いて降りて行くと 流れは結構な勢いで流れていたが濁りは無い

竿を振り始めると僕のソラックスにすぐ反応が、乗らなかったけど期待は上がった
するとすぐに fujita夫のグラスロッドが撓り 先ずは1匹をゲットし安心安心



早速 fujita夫に岩魚ちゃん

時計は10時前 若干寒くて虫も見えない状況だったので 僕は食べ易さ重視でソラックスダン#15を結んでいたのですが
いかんせん流れが速く視認性が悪かった
それでも気の良い奴が 早い流れの中にある食い波ポイントからスーッと浮上して”パクリ”
グイと小竹竹竿を煽ると”グイー”っと力強い引き 流れも相まって竿はバットから気持ちよく曲がっていますが真新しいリーダーティペットを信用しグイグイ寄せて
無事 ネットイン



僕にもファースト岩魚ちゃん

いや~いい感じ 好調な滑り出しです
暫くしてもう一匹を釣った僕は 辛気臭い小さなフライを切って 大きなブラックカディス#13で大らかな釣りに変更
アピール力の強いそんな虫 この時間では見ないけども岩魚ちゃんの記憶の中に”ごちそう”として残っているみたいで 良い感じに反応してくれます



岩魚イワナいわな~

開始から1時間少々 モーニングタイムも一段落したようだったので 少々早いが人間のランチタイムとした
思ったほどお日様が照ってくれないのが少々残念だが 流れも岩魚も良い感じ 人に出逢わない貸し切りの流れってのが更に良い

15分ほどのお昼休憩の後 再び流れに対峙しロッドを振り進んで行くと 飽きない程度に水面を割って岩魚ちゃんが遊んでくれる
今年は余り反転流で釣れない そんなシーズンだったが今日は割と釣れる
下流側から右岸の岩べりに投じた黒カディスが反転流に乗って最上流部 白泡の手前までゆっくり進むと泡の中から影がスッと浮上し
”シュポ” っと言う感じでフライを吸い込んだ
グイと曲がった竿先から まっすぐ伸びたラインを手繰り 反転プールに膝まで進んでランデングネットを水中に差し込み更に竿を立てる
狙い通りに食わせた岩魚ちゃんはネットの中へ

白点は無く薄いオレンジ斑点が控えめに彩る ヤマト系の別嬪さんと出逢う事が叶った



う~ん 色っぽい

絶好調とまでは行かないが 増水の流れに反応は結構良い
こんな時は いつデカい奴が飛び出してくるかも知れない そんな期待を抱きながら更に進んで行く

妄想する釣りにドキドキしながら進んだが 結果はそんなに付いて来ないのが常である
目標の3連の滝まで 先ず先ず楽しめました



巨大魚は何処かに潜んでいるはず

崖を上って林道に出たら 一旦戻るか?更に上か?
時計も見ながら相談した結果 一旦戻って 下手の堰堤下に行こうと林道を下ります



ちょっぴり秋の雰囲気

ハスラーに乗って10分ほど林道を下ったら 久しぶりに堰堤下の短いポイントだが偶に良い子が溜まっている所へ
車を停めると上流では殆ど居なかったアブがワンサカ寄って来てちょっと夏っぽいと感じたが やっぱりウザいので足早に流れに向かう
ここのアプローチはここ何年かでカヤとか草ぼうぼうに成ってしまって微妙に怖い やっぱり笛と鈴を鳴らしながら歩いて流れに
アプローチとは対照的に 以前はブッシーだった流れは大水のせいでずいぶん開けロッドが振りやすくなっていた

畳んでいたロッドを岸辺で組んで 彼はそこから 僕はちょっと下ってやってみる
僕が「あ~・・・」と2回溜息を洩らした後 彼のロッドが撓ったのが見えた
ラインを巻き取り 彼の元に向かうとネットの中にはキラキラとしたタナビラちゃん 久しぶりに見て嬉しくなった
「良いな~」と言いながら 彼に譲ってもらって暫く行くと 僕にもタナビラちゃん(小)が釣れてくれた



木曽のタナビラちゃん♡

釣り上がって堰堤下 fujita夫は左岸側 僕は右岸側に最終チャレンジ
増水のため爆風と飛沫がキャストを阻む中数少ないポイントを狙うが反応はない
ラストチャンスと思われた 流木ごみの下からフライを追って影が現れたが ドラッグが掛かって残念
もう一回お願いしますと 投じた黒カディスにチラッと現れてはくれたのだが 今度は追わない・・・ ジ・エンドかと思いながらもフライにドレッシングを施し
泣きの1投 いや3投 いや3投
すると奇跡が起こり 2度の失策を気にしないかのように ふわっと現れ”ポコッ”と水面を割った
”乗ってて!” の祈りも通じ小竹竹竿が撓る
慌てたターゲットが先ずは流木下に逃げ込もうとするのを竿で矯めると 今度は白泡の中に突っ込む
左程大きなプールでは無く水底も見えないので 一気に距離を縮めて速攻でランディング
よっしゃ~ 諦めなくて良かった!
ラストの岩魚に感謝のチューをして 今日の川遊びも良い感じに締まりました



今日の〆 心優しい岩魚ちゃん

楽しかったねと言いながら 竿を仕舞って川岸から草むらに上がると同時にfujita夫が
『 〇△ !』
ゴーっと堰堤を落ちる水の音で僕には何て言ったか聞こえなかったので 「何々??」って聞き返すと
『 熊 ! クマがおる、向こう向いてるけど 』って言うので 一瞬固まったけど 二人してそーっと後退して少し川沿いに下った
笛を吹き 鈴を鳴らしながら ぐるっと大回りでハスラーまで戻れて は~良かった



本日 二人の釣果
岩魚ちゃん 沢山  タナビラちゃん 3匹



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