streamside
2118

2021年5月9日(日) 晴れ雨晴れ 気温13-16℃ 水温10℃

ゴールデンウイーク明けの日曜日はどうしようか 天気予報を見る限りでは長野よりは三重の方が少しましだ
どこの川も連休に散々苛められただろうから 地元でお茶を濁すか~と思ってた所に fujita夫から木曽行きのお誘い
あまり乗り気では無かったが折角のお誘いだったので 「行きましょう~朝早いよ~5時に迎えに行くからね!」 と返事して急ぎ準備を整えた

計画通りに出発し 中津川から国道19号線
あれ?何か水が多くないですか? 本流はそうだけど支流は何とか大丈夫でしょうと言いながら目的の流れに向かうが
う~ん 多いね
って事でもう一本の支流に逃げて竿を出すことにした

変身し流れに降り立つと 流れが早いのでポイントは限られるのが見て取れる
アピール力重視でヘアカディス#15を結んで 先ずは僕が様子見
早速弛みの後半で反応が有りましたが乗らず と言うか喰えて無い感じだったのでもう一回
するともう一回チェイスしに来たが やはり喰わず合わせる事もせず最後まで流しきったら それを追ってターゲットも下手に
反転流になってる所には居ないかな~と数投するも反応なく もう一回下手に向けてヘアカディスを投じる事3投目
さっきの奴が戻って来てた様で ”ガボ!” 今度は乗った
大きさの割りに元気にラインを引っ張り抵抗するターゲットに にんまりしながら早目に寄せてゴボウ抜きでファーストフィッシュゲット~
腹ペコ君の食い気に助けられました



食いしん坊 万歳

少し行くと同行のfujita夫も岩魚ちゃんを釣り上げ
水量多く 気温も左程でも無いけど 割と良いじゃん って感じで進んで行きます
彼はグラスロッドで増水の中を釣り上がって行くので 8寸程の岩魚ちゃんでも超楽しそうです



fujita夫の笑顔

時折瀬でも反応してくれますが 殆どは弛みか巻き時々小場所
そんな巻きから読み通り 良い感じで出た時は 気持ち良いですね
特に別嬪さんのヤマト系が釣れた時 喜び一入です



白点無し 朱点もほぼ無し 別嬪ヤマトさん

連休明けでそんなに釣れないだろうと思って来たのですが
予想外の好反応は この間からの雨のお陰かも知れませんね

やる気の有る チビッ子やお兄さんが 先ず先ず良い感じに水面を割ってくれる 良い流れです



出来すぎ~

1時間程楽しく釣り上がって行くと 突然の雨
相棒はちゃんと合羽を用意していたのですが 僕はヤッケのみ、結構大粒の雨だったので
木陰に退避し 超早い目のオニギリタイムで雨をやりすごしました

そこから先は 雨で水温が下がったのか若干濁って速くなった流れを嫌ったのか 反応がすこぶる悪くなってしまいました
目的の3連の滝まで1時間釣り上がったのですが・・・結果は二人で1匹
こんなに変わる物なんですね!



滝まで来ましたが

一旦上がって 朝諦めた流れに移動です
やはり水は多いものの日差しも戻って来て 多少は落ち着いたのでは いや良くなっている筈だと心に言い聞かせ流れに向かいました
今季 最初に来た時に入渓し1匹も釣れなかった流れでしたので リベンジしたいとロッドを振って行きます

代りばんこで釣り上がって行くと 早々にfujita夫の竿が撓り
「お~やっぱり居てくれた! 僕も釣りたーい!!」 と言って代わって貰うのですが 何故か反応しません・・・
もう一回彼に代わると ササっと釣ってしまい 「羨まし~い」と唸ってしまいます



増水の中 釣って行きます

半時間が過ぎた頃 待望の当たりが有ったのですが”コっツーん”で乗りません・・・ショックで倒れそうでした
釣れない僕を優先に進んで行き 遂に堰堤へ
左岸側から来たのでそっちをfujita夫にまかせ 僕は増水の流れを渡って右岸側へ
期待の持てそうなポイントは二つ
先ずは一つ目 流れ出し脇の弛みを狙います しつこく流して見るのですがダメです 反応しません
次の二つ目 堰堤から落ちた水の脇 反転流れを目指したのですが砂利で埋まり流れが早くて期待は持てません
僕の立ち位置からは 投げる所が・・・白泡の消えた所から大石に流れが吸い込まれるまでの数十センチ
落水が起こす風に翻弄されつつ プレゼンし白泡の切れ目に何投かチャレンジしますが 思った所に入りません
4投目位でようやく良い所に着水したフライは 思ってた以上にゆっくりと流れ 徐々に下流へ
大石でブラインド 見え辛くなって来たので身を乗り出してフライを追うと ”ガボ” 波紋と共にフライが見えなくなった
慌てず一呼吸置いてからロッドを立てると ”グイ”っと 遂に乗った
その瞬間 ブラインドからデカい影がギュンと躍り出て小竹竹竿が勝手に大きく撓る
前も後ろも大きな転石で潜られたら一瞬で終わる 思うが速いか竿を立てダッシュ
ターゲットは元居た下手に逃げ込もうと方向を帰る所を 竿で矯め力比べで上流を向かせラインを一手繰りしつつ流れに入る
ティペットが切れるか何て考えてたら獲れない 白泡の中に突っ込んで行く大岩魚との距離は1mも無いがとてつもなく強い
強引に突進を止めたら背中のネットを左手に取り 一か八か 更に強引に寄せる
興奮状態で何が何だか分らなかったが ターゲットは2度ほどネットを嫌って入らない 多分上流を向いた所を尻尾の方から掬ったよう・・・
僕のGOSOGOSOネットの中に 大岩魚が背を丸めて入っていた



↑ この辺でガボ!                     反対側から見たら大石の隙間が良い感じだった



やっと釣れたら34cm! 劇的でした!

取りあえずの写真を撮って ラインを巻き取り立ち上がると 対岸から駆け寄って来てくれたfujita夫の声が
”デカい?むっちゃ竿曲がってたよ!”と聞こえたのでネットを上げて振り返ると ”で・デカ!”っと驚いてくれた

写真撮影の為に左岸側に移動し丸まった魚体を解放してみると 余裕で尺を超える大岩魚
顔はイカツイいが 体はまだ若々しい 勿論鰭もデカくてピンピンだ
今季 この流れで最初に釣れたのがこんな格好良い岩魚なんて 出来すぎです
fujita夫が誘ってくれなかったらここに来ていなかっただろうし 増水してなかったらこの時間に堰堤に立っていなかっただろうし
何度も言いますが 劇的な出逢いが起こったのは 奇跡としか言えません!
感謝の熱~いチューをして大岩魚を流れに戻すと ゆっくりと白泡の中に帰って行きました

時間はまだ有ったので もう一つ上の区間も探ってみました
天気も良くなり気持ちよくロッドは振れたのですが 反応はほぼ有りません
奇跡よもう一度!何て野望は有ったのですが 結果は1匹の8寸程の岩魚ちゃんと出逢えただけでした



晴れて気持ち良い�♪

午後3時半 竿を仕舞って上がります
帰り道は 普段にも増して釣り談義に花の咲く車中でした



本日の釣果
fujita夫 岩魚ちゃん 数匹
僕 岩魚ちゃん 8匹



inserted by FC2 system