streamside
2121

2021年6月6日(日) 雨のち晴れ 気温20℃ 水温11℃

仕事が立て込んでるし明日は午前中雨みたいなんで 朝の内はデスクワークして もし天気がよくなって来たら午後からM川にでも行こうと思ってたら
19時前に 木曽に行こうとfujita夫から電話が有った
シブシブ承諾し早い目に寝て 朝4時に起きて簡単な見積もりを2本作って 6時に彼を迎えに行った

高速を飛ばしている時は雨は無くもしかして天気は大丈夫なのかと思ったが 現場に近づくにつれウインドウが濡れてきた
しかも流れは増水・・・金曜日に沢山の雨が降ったのだろう

幸か不幸か 車止めに先行車は無く釣り放題なのかも? そう思いながら変身していると関電さんの車がやって来て二言三言ことばを交わした
過去何年間で関電さんを見たのは数えるほどで喋った事は無かったが 今年は3度目の会話だ? 何か変な感じ~

増水の流れは前回よりは若干少ない気がするから何とかなるだろうと話をしながら歩いて行くと 土砂崩れで林道が寸断されていた
行けるのか?と近づくと 誰かが超えて行って返って来た足跡がクッキリあった、多分昨日だろう
これで行けるのは分ったんだが その先の流れは大きく変わっていて前回の尺ポイントは砂に埋まっていた
釣りになるのだろうかと 僕の足取りは普段より重かった



崩 落

小一時間歩いて 目的の堰堤手前で一休みしながらロッドを組んだ
一足先段取りの出来た僕が 黒ヘアカディス#15を眼下の流れに浮かべて見たら数投目でチビッ子岩魚ちゃんが釣れてくれた
けど水面までは2m以上の崖になっている 可哀そうだが引っこ抜いたらフライが外れて陸の上に転落
急いで写真を撮ってから速攻で流れに投げ返した ま これでボウズ無しになったから一安心



ごめんね~

堰堤の上から本格的に釣りを始めると 時折フライにアタックするチビッ子は居たが乗らない・・・
上流には巨石と増水の流れ・・・過去に何度か引き返したポイントまでは限られた距離しか無い・・・そこ迄にfujita夫よ何とか・・・
そう思った所で キッチリ彼も岩魚ちゃんをゲットしたので ホッと一息、でも結局その先も行けたんだけどね~



美白岩魚 with F

激しい流れを注意深く釣り上がって行くと 時折無垢な岩魚ちゃんが釣れてくて先ず先ずな感じ
この増水の流れなんだから 御の字である



木曽の岩魚ちゃんたち

 何だかんだで2時間釣った所で
珍しく彼の方から 「ちょっと早いけど昼飯にしよ~」 と声が出た
雨はほぼ止んでいたので合羽を脱いで小用を済ませ 並んでおにぎりを食べた



オニギリでパワーアップ


食後僕は若干よれっとなったティペットを切って5X6Xとつなぎ直した先に朝からの黒ヘアカディスを結びドレッシングを施した
先行する彼に追い付いたら 反応がないから変わって~と言われ 選手交代
直ぐに反転流で一度出たが乗らず そのまま巨石を超えて進まさせて貰って 更に大きな反転流
手前には激しい流れ 後ろは立ち木
岸際の若干緩い流れに膝上まで立ちこんで ロールキャスト的な投法で対岸の反転流にフライを浮かべて見たが反応は無い
反転流の勢いが有り過ぎて渓魚が付いていないみたいだったので諦めて上流へ行こうかと思ったが
反転しきれず緩い流れになって浅瀬に向かう流れが気になったので 一旦岸に上がり2mほど下流に立ちこみ直しての第一投
白泡の切れ目に着水した黒カディスがスーッと流れ徐々にスピードダウンし3秒ほど後 更に下流の浅瀬から影が走って来て水面を割った
J-streamでㇰッと合わせたら ググ~んと乗った ”デカい!!”
初動はそれなりに大人しく白泡の手前にステイしている岩魚をどうやって寄せようか考えた瞬間 異変に気付いたターゲットは流れ出しの方に下ろうと走り出す
最初は普通並みのテンションで下らせ無い様にとしていたが とてもじゃない 止められない! けど流れ出しから下は激流で落ちたら絶対にキャッチできないと思い
力の限りテンションを掛ける ロッドは見たこともない程ひん曲がり超ヤバイ けども何とか耐えた
奴は流れ出しの 何と言うか水面がへの字に見える頂点の少し下で方向を変えたので更に上流へとロッドを矯めながら上流に歩くと奴はまんまとプールの方に上って来た
最大の危機は脱したが 今度は激流の白泡の底へ 底に何が有るのか分らないので祈るしか無い
すると奴は僕を追い越して行った、その際ライン手繰る事が出来たので一度そしてもう一度距離を詰めて右岸側へ引っ張ると
白泡の中から脇に出た奴は 超デカい! ここで勝負とラインを更に手繰って背中からランディングネットを・・・ネットが手に付かない・・・焦る・・・
何とかネットを外しランディング体制に入りロッドを高く掲げ寄せて来るが そんなに甘く無く 尾鰭を振り差し込んでネットの脇を下流に逃げる
ヤバイゾーンに行かれたらダメだと速攻でロッドを上流側に倒し一旦耐えてから 今度は上流側に誘導した所でネットを差し込むが上手く入らない
下手から騒動に気が付いたfujita夫が近くに来るなり『デカ 恐ろしくデカい!』そう叫んだのを聞いた
痺れるほどの緊張でこっちはアドレナリン出っぱなし
だがターゲットは流石に疲れて来たみたいで一気に走る事は無かったので もう一回もう一回ドタバタとやったら 何とかキャッチする事が出来た!!

この瞬間 ”fujita夫の誘いにイヤイヤ乗って釣りに来ると 尺岩魚が釣れる” と言う法則が出来ました
前回は34cm そして今回は自己記録更新の 38cm 痺れた~~~



メモリアル 38cmの大岩魚

奇跡の大岩魚との出逢いを果たし 何枚も何枚も写真を撮ったら 頬ずりしてチューして リリース
凄い 凄い川ですここは

相棒にもう帰っても良いかも~なんて言ったが悪かったのか 晴れて来たにも関わらずその後 岩魚ちゃんを手にする事無く 首を捻りながら一旦竿を仕舞います



雰囲気有る~けど出なかった最終ポイント

朝来た林道を下り もう一回竿を出します
快晴になり春蝉が鳴き 良い雰囲気ですが流れはやっぱり早くて岩魚ちゃんはそんなに現れてはくれませんでしたし
ラストポイントでは痛恨のバラシでしたが 何匹かは手中に納める事も出きましたので 14時50分竿を仕舞いました



セカンドステージの岩魚ちゃん   快晴の木曽の流れ   増水の証明

fujitaさん 今度から誘ってくれてもイヤイヤしか付き合わないからね~(笑)




本日の岩魚ちゃん釣果
fujita夫 数匹
僕 7匹 【最大38cm含む】



inserted by FC2 system