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2021年6月27日(日) 晴れ 気温17〜23度 水温13度

週後半に良い雨が降って この日曜日は晴れて気温も上昇と言う予報なので 意気揚々と木曽にやって来た
八時半 K川いつもの車止めスペースには既に2台の車が有った しょうがないのでU川に向かった
釣り人の考える事は 大体同じなんだろうなと若干嫌な予感は有ったがやはりこっちにも2台の車が・・・ 
それでも諦めきれずに少し歩けばもしかしてと思い15分程歩いて入渓してみたが 真新しい足跡が有って反応も全く無いので諦めてハスラーに戻り
思い切ってダム上は行って見るかと思いながら林道を下って行くと 林の切れ間から見える流れが良い感じに思えた

大きな堰堤の少し上 10年以上前に竿を出して見た事も有ったが ちゃら瀬の連続で楽しく無かったのでずっと来ていなかった

堰堤上では砂利の撤去工事の最中でバリケードで囲まれていたが 日曜休工の現場を歩いて入渓
重機で踏みならした作業場の横のちょっとしたポイントにヘアカディスを投じて見たら 何と2度も影がフライを追った
少し上流に行った所でも 再び影が走ったのだがフライには出なかったので アントに結び替えて見るが気付かれたみたいだったので更に上へ

ちょっと流れが速いな〜フライを見失うな〜と数投して諦めピックアップしようとした瞬間 ”ガバッ!”と反応が有った
ヤラカシたか?いや奇跡的に乗ってる!
こんな早い流れから出るなんてと思っていたら どうも岩魚っぽく無い もしかしたらタナビラ(アマゴ)かも
先日 メッセンジャーでFB友達と 『最近木曽でタナビラ釣れないんだよね〜居なくなっちゃったのかもね〜』なんて言ってたので ドキドキが加速
真新しいティペットを信じ 瀬を下ろうとするターゲットを力で止め若干強引に引き寄せネットで掬うと キラキラのタナビラちゃんが横たわった

良い魚だ! 朝からあっちこっち彷徨ったけどここで竿を出して良かった ラッキー



タナビラちゃん居ました〜しかも9寸!

天気予報とは違って お日様サンサンとはなって来なかったが
次は巻き返しから 岩魚ちゃんです
1投目 暫くフワフワ浮いてたフライにドラッグが掛かりピューっと下って行く所を影が追ったのですが間に合わず・・・
でも何投か粘った結果 遂に岩魚ちゃんを釣り上げて ニンマリ



食いしん坊岩魚ちゃんで良かった!

残り物 いや 残りポイントには福が
順調に釣れて来ると アントでは面倒臭くなってヘアカディスに戻し大らかに行きますが
岩魚ちゃんの食い気も上がっている様で やっぱり釣れます
ほぼ岩魚 稀に タナビラって感じです



レモンイエロー小 オレンジ中 ピンク大

お昼前に一旦上がって 朝一の駐車スペースを覗きに行きますと ラッキー空いています
ささっとランチを済ませたら意気揚々と入渓点に向かって歩いて行き 若干の崖を下って流れに降り立ちました
ジンクリアな流れが轟々と流れチョット厳しそうな感じでしたが 巻とか小さなスポットで食いしん坊君が待っててくれたので 予想よりも好反応です

いつも良いポイントだけど釣れないな〜というプールにやって来て 今日は流れが早いから一層無理だろうなと思いつつ
駆け上がりに投じたヘアカディスが最終盤にキューットドラッグが掛かった所 水中で影がフラッと動いたのが見えた
その辺りを注視して見ると 居ます! 良型が定位しエサを待って居るみたいです
ポジションを数歩ななめ上に取り直しアップクロスでゆるーくカーブを掛けヘアカデス投入 良い感じで着水
狙い通りに流下して行くと それに気がついた岩魚ちゃんがフワッと浮いて来た 正にその時 ドラッグです ダメダメです

異変に気がついたターゲットは定位していた場所を離れてゆっくりと何処かに行ってしまいましたが まだ何処かには居そうな気がして
く浮くようフライにドレッシングを施し あっちこっち流していたら 10投目位でしょうか 偶然にも食欲を抑えきれなかった岩魚ちゃんが水面を割ってくれました
”お〜!” って言う位元気に抵抗し僕の五感を痺れさせ ランディングしようとしたネットを2度通り過ぎましたが 遂にネットイン!
最初に見た影と同一かどうかは定かでは有りませんが 美白な9寸の岩魚ちゃんを手にする事が叶いました
このポイントで釣れた事がほぼ無いので 嬉しさも一入 ちょっと熱い目のチューをさせて貰いました



ありがとう 別嬪さん

木曽に通って十数年 だんだんと岩魚ちゃんの気持ちも分かるように成って来て 朝早起きの子も居るし 寝坊助も居る
だから 午後からでも釣れる可能性は十分に有る そう思って 駐車ポイントの車の動きを把握し作戦を立てる
それが功を奏する・・・事も有る

何て自画自賛しながら進んで行き あと数百メートルで堰堤と言う長い瀬
ここは絶対に魚は居るし 3割強の確立で反応は有るのだが今日は結構砂で埋まってて身をひそめる石が無くなっているので厳しいかも
そう思いながら下手から順々にフライを流し ここに居ないとと思う石の頭は特に慎重にやって見たのですが反応は無い
今日はお留守か〜後は流れ込み期待かな〜 そう思いながらフラットな瀬も雑ながらフライを投じながら進んで行く
何もない感じの瀬の中央 ピックアップしようとした瞬間 突然ガバット水面が弾けた
良くあるダメダメパターンかと思いきや さに非ず 乗った感じがしたので ロッドを立てつつ慌てて2歩ほど下がった
期待していなかったにも関わらず ロッドは大きく撓りターゲットはグンと上流を向いて動かない 大きそうだ!
ラインを手繰りつつ 距離を詰めて行くと 上流は逃げられないと感じた岩魚ちゃんは下流に向って僕の横を下って行ったが
フラットな瀬なので慌てる事無くロッドで矯めて上を向かせると 大人しく寄って来た
背中のネットを外し 片膝を付きロッドを高く掲げ 寄ってくるターゲットを一発で掬ったら ガッツ!
予想外に釣れ 予想外に大きかった



今日も尺岩魚に出逢えた!

その後 堰堤直下でも2匹の岩魚ちゃんが遊んでくれて 十二分に満足しては居るのだが
高速を2時間以上 割引もなく走って来て 朝から釣っては居るがまだ14時10分 ヘロヘロの足腰を引きづりながらもう一つ上をやって見る

ここは瀬が多く流れが速い 苦戦しながらも取りあえず1匹を釣り上げた
さて次は以前に何度か大きな岩魚と出逢えた尺ポイントだったが砂で埋まってしまって雰囲気は一変
それでも小さな反応が1回有ったので良しとして次に向かう
何処が有望かな〜と探しながらも取りあえずは可能性の有りそうな所に一通りフライを打って行く
瀬の脇に有る転石と転石の隙間の小さな小さなスポットにヘアカディスを投じたら2秒後 不自然にフライが消えたので
もしや?と思ってロッドを立てると ”ズン!”と重みを感じたと思ったらすごい勢いで下流に走った
ロッドでブレーキを掛けてはみたが 増水に乗ってまんまと瀬を下られてしまった! おぼつかない足腰で追うのは到底無理だと感じたので
ティペットを信じて力比べするしか無いと 一つ下の瀬で強引にストップさせた でもターゲトは諦めず更に下に向かい早瀬のとっかかりまで行ってしまった
祈るしかなかったが強引に引き戻してみたら戻って来たのでもうここしかない この若干緩い瀬で勝負とばかりに
背中のネットを引っこ抜きランディングしようとしたが それを嫌がったターゲットは僕の又の間をすり抜けた
もう何が何だか分からず バタバタバシャバシャ恰好悪いけど何とかネットに掬う事が出来た

”ふ〜” 大きく深呼吸してネットを見たら 今日1番を更新してしまったのに気がついた
浅瀬に移動し取りあえずの写真を撮ってから測定してみたら 尺一寸有った
あんな小さなスポットで餌を待って居たなんて驚きだな〜と思いながら写真を撮ってチュ-をしようとしたら逃げられたが
間違いなく想い出に残るワンシーンを過ごすことができた



撮影時 水を跳ねられたのに気がつかなかったので〜ボケてる♪

堰堤に辿り付き 右岸側で1匹キャッチし 真ん中辺りで空振りし 左岸
早い流れは無反応で次は反転流になった緩い流れにヘアカディスを浮かべて行くと数投目
反転流が浅瀬から少し深みに戻って行く所で 
”プチッ” と小さな波紋が起こったので軽く合わせたらグイーンと強い引きが返って来た
ラストに もしかしてデカイ!?
ラインを手繰り一歩二歩と流れの中を進むと”あ!”足元が滑って成す術も無く前のめりに転倒!!
沈したがロッドはしっかり握ってて 上半身を起こし確認すると 大丈夫まだ魚とは繋がっていた
立ち上がり ラインをもう一回手繰ってみると全然尺には届かない岩魚ちゃんが見え 苦笑しながらもランディングし
今日のラストフィッシュに感謝のチューをしてリリース

これにて終了〜っと ラインを巻き取ろうとリールを回そうとしたら”ギギ”っとして回らない??
石でも噛んだかな〜と見て見たら OH! 思いっきり凹んでるじゃん・・・

入渓場所に困ったお陰で 良いタナビラに出逢えたし 尺岩魚も2本釣れた
リールは壊れ爪の間からは流血したけども 相対的に良い一日でした



やらかしました〜

釣りも人生も あざなう縄のごとしですね
そんなこんなでも〜楽しい木曽の川遊び



木曽の可愛い花

季節も良い感じでしたよ



本日の釣果 :  岩魚ちゃん 23匹、タナビラちゃん3匹



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