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2022年5月2日(月)GW 晴れ 気温5~15度 水温8度
今年の黄金週間 今日まで予定していた仕事が一日早く片付いたので遠征して来ました
事前に天気予報を何度も見てて GW前半は雨が降ってたみたいで増水気味かも? そして天気は良いけど寒気のせいで少し寒そうだ~
そう思いながら8時半 第一目標地点に来たら先行車が有ったので 移動してU川へ行って見たら真ん中辺に1台居たが車止めとその直ぐ下は空いて居た
先ずはラッキーと変身をして流れに降り立つと 若干の増水では有りますが十部釣りになるレベル
大き目のソラックスを結びドレッシングを施したら おもむろに立ち上がり さー岩魚ちゃん出ておいで~ と竿を振って行きます
朝が早くて 羽虫が殆ど見えませんので渓魚も動きが無いようでしたが 新緑の気持良さにストレスも無くその内に釣れるだろうと進んで行きます
半時間ほど行った所で 新しい足跡に気が付きちょっと不安に成ったけど その直ぐ後で空振りでしたが第一反応!
”まあ岩魚ちゃんだしその内ね~って” 思って更に進んで 進んで 進んで 遂には3連の滝
途中でフライを変えたり 早目のランチで時間を使ったりしたが 若干反応は有った物のヒットさせる事が出来ずにラストポイント
慎重に手前からやってみる物の反応無く 左岸の岩盤縁の反転流に一縷の望みを託してキャストする事3投目
ゆっくりと巻いて行くフライ さっきも其処を通ったけど今度は~と思った所で 小さな三角形が水面に出た気がしたらフライが消えていた
”来た!”
そう思って竿を立てたらグイと撓って 遂に遂に~この重みと水中の影 八寸クラスだなと思ったが 次の瞬間テンションが無くなって
僕は力尽き そこにへたり込んだ
爽快な渓を釣り上がり 三連の滝で力尽きた
やっぱり 先行者のプレッシャーのせいで喰いが浅かったのだろうか・・・
一旦竿を仕舞って崖をよじ登ったら 上流に攻めるか?下流に戻るか?
GWも中盤なので何処に行っても大差ないだろうから先ずは上だ その選択はまあまあ正しかった ような・・・
再入渓後 数分で待望の岩魚ちゃん(小)と出逢え その数分後もう一匹 美形オレンジ斑点ちゃんとも出逢う事が叶った
足跡も見当たらず よしよし こっちの流れはウハウハに違いないと思ったけど そんなに甘くは無く
結局その2匹以外は 2度反応が有っただけで堰堤に行きついたので 戻ることにした
GW中盤 貴重な2匹に成りそうな予感
季節は進み 林道沿いの木々も元気いっぱい葉を伸ばし 半月位前に来た時は卵だったオヒキ君はオタマジャクシになっていた
大漁♪
14時過ぎ 林道を歩きハスラーに戻ってエンジンスタート
さて本日3本目は~朝一向かったポイントでは無く この流れの下流をやることに決めて凸凹道を下りました
午後に成って気温が上がったのと 下流に降りて来て水温も多少は高いのでしょうか メイフライがチラホラと飛んでいます
過度な期待はもう捨てて 大らかにヘアカディス#15を適当に流れに浮かべながら本日最後の流れを歩きますと
反転流が大石の下に潜り込んで行くところに 先ず先ずの影が見え隠れします
そーっとポジションを移動し フワっとしたキャストで手前1m位から送り込んで行きますが 思った所には行かずに何投かしていたら影が見えなくなってて
”俺って下手だな・・・”と思いつつ 今度は直接狙ってみたら少し飛び過ぎて大石に当たって跳ね返ったのが良い所に着水
殆ど流れずその場でユラユラしてたヘアカディスに 我慢できなかったのでしょう 石影から素早く影が飛び出し水面を割った
”出たよ!”微かな希望は有ったけど予想はしていなかった反応でしたが クイとロッドを煽ったら上手く乗ったみたいで 良い感じに小竹竹竿が撓ります
今日一番落ち着いたやり取り 数歩前進し岸から流れの中に入り 背中のランディングネットを外して一旦水に浸します
ラインを2度ほど手繰って射程距離内にターゲットを引き寄せたら 竿を立てつつネットを差し込み ナイスランディング
違う流れに行かなくて正解だったと思いました
疎らな反応の流れでしたが 今日の中では良い方で その後にチビッ子1匹をゲットし
そろそろ上がろうかと思っていた15時過ぎ 激しい流れの脇に出来た小さなスポット
”盛期ならここも居るんだけどね~”と思いながらピンポイントキャストで攻めて見たら 上を向いててくれた岩魚ちゃんが居てドーン!
”居たのね~嬉しい!”
色黒のこの子は空中遊泳でキャッチしました
3本目は まあまあ当たりだ
そこから半時間ほど進んで行きましたが 日差しが無くなり寒く成って来たので竿を仕舞い上がります
今宵は下手本流脇の公園で過ごそうと コンビニで買い物を済ませ向かいました
いつもこの時期は鯉のぼりを風に泳がせてある公園でしたが 久しぶりに来たら公園エリアの一部がいつの大水でかは分かりませんが流出していた
それが原因なのか コロナのせいなのか 鯉のぼりも無く若干寂し気な感じです
ただ公園では一組の親子連れとゲートボーラー一人が居て それなりには楽しんでいるみたいでした
そんな公園の端っこで 車中泊の準備をするのは気が引けましたが・・・ で用意が出来た頃に親子は帰って行きましたがゲートボーラーは真面目に練習を続けています
早く暗く成らないかな~と思ってたけど 我慢できずにビールを ”プシュ” そしてこっそりコンプレッションインナーを脱いで 寝巻になったら焼酎で~
多分 19時過ぎには夢の中に堕ちていましたね🎵
2022年5月3日(火)GW 晴れ 気温1~13度 水温5度
朝5時前 廻りが明るくなって来て目が覚めた!
途中で1回目が覚めただけで超ぐっすり眠れたので 元気満点 人が来るといけないので 最初に寝巻から勝負服に着替えて活動開始です
コンビニで朝食とコーヒー(昼のオニギリも)を買って昨日下って来た国道をモグモグしながら上がって行き 道の駅でトイレしたり歯磨きしたりしたらいよいよ本命場所に向かいます
狙うはダム上
以前は凄く好きだった流れが有るのですが2018年8月の大雨で激しく壊れてしまった流れ そこの情況を今日は確認しに行きます
壊れる前はダム上に広い駐車場が有ったのですが 今は災害復旧工事のため1km以上下手までしか車ではいけません
車止めに着いたのは朝6時 何と気温は1度! サブ~ そしてそこには車が3台既に止まっていました
釣り? 登山? 登山で有って欲しいと願いつつ 余りの寒さに先ずはウエーダーを履いて昨日よりも厚着に変身してからゆっくりと準備を進めます
もう少し遅く来ても良かったと思いつつEバイクに跨ってダムを超えて行くと 手袋から出ている指がジンジン寒さで痛くなってきます
時々Eバイクを止め流れを覗き込みますが 悲しいかなあの美しかった流れは荒れたままで 復活するのは何年何十年掛かるか分かりません
昔の駐車場を超え橋を渡り 右に行けば昔から結構来ている割と近い流れ 左に行けば昨年からチャレンジしている遠い流れ
先ずは復活度合いを確認でしょうと右に曲がり 少し進んで行くと 日差しが川面を照らしていたのでEバイクを止めた
朝7時 橋の上からキラキラ光る流れを覗いて見た
魚影は見えないけど かなり復活してきている流れを確認するべきだろうと タックルをセットして少し下流に歩いてから入渓
寒いけど美しい流れ ここで釣れたら最高だよ、いや壊れる前のこの辺りだったら今時期全然釣れてたし去年もバラシはしたけど2匹の反応を見たのだから
何て事を思いながら 丁寧に探って行く事2時間 1度の反応も得ないまま このまま進んでもダメだと悟って林道に上がります
Eバイクまで歩いて戻る道すがら
水温5度は流石に寒すぎる 釣りたいのならもう少し暖かい流れを探して下るのが良いだろうけど 今日の目的は調査
そのため昨日はちゃんと結果も残して有るんだから~行くしかない! 例えそこが寒い源流部であろうとも~
流れは結構復活してた
Eバイクに跨り もう一本の支流へ向かって林道を半時間ほど走り 去年2度チャレンジした流れに降り立った
自転車を漕いだせいも有るけど 日差しのおかげで結構暖かくなって来た感じで 期待は持てそうだ
そう思いつつジンクリアな流れにヘアカディスを投じて行くが 全然気配の無いまま半時間が過ぎた時
何と言うかカワムツポイント的な緩い流れ 強いて言うと1.5m×1m程の大石が脇に有ったのでもしかしたらその下がねぐらだったのかも
流れているか流れていないか程度に浮いているヘアカディスが何の前触れも無く消えたので半信半疑でロッドを立てたら
”グイ~” 何だ居たのか!って感じで ロッドが曲がった
千載一遇 これを逃がしたら今日はボウズかも知れないと一瞬で判断し 強引に抜いたら岸の方にぶら下げた
そして背中のランディングネットを脇の流れに浸してから そのぶら下がった岩魚ちゃんを確保~良かった~
何枚も写真を撮ってから お決まりの感謝のチューをさせてもらってから リリースし大きく深呼吸し 一人ガッツポーズ
ほんじゃ次行って見よ~って気楽に釣りを再開したが そんなに甘くはなく反応ナシナシだったので
11時 早飯にして 何かかが変わるのをチョットだけ待ってみた
それが功を奏したのかどうかは知らないけど 今度は反転流が大石に潜り込む流れで釣れた、1匹目と同じように寝床がそこに有る様な気がする
釣れてくれて良かったよ~
よ~し今度こそ釣れ釣れタイム始動だ~
そう思った矢先 緩い流れで1匹の反応を得たが 残念ながら空振り・・・でもきっと大丈夫 時合が来てる気がするから~
そんな読みは外れて 無反応な1時間が過ぎ 二股まで来た
その左手 良さげな流れだが こんなポイントで今日は1度も反応した試しが無いと思いつつ 流心に投じたフライが流れに乗って駆け上がりに差し掛かった時
底から影が急浮上し水面に半身を投げ出しフライに ”ウソ!”って感じで合わせを入れたら一瞬乗ったが・・・バレた
残念~久しぶりの反応だったのに~と思いながら次のポイントにポンとフライを打ち込んだら 即反応! こいつは乗らなかった
そう言えば 昨年来た時も この辺りで放流魚っぽい岩魚ちゃんを釣った気が~そして半月ほど前の別の流れでも明らかに放流君の好反応なポイントが有ったの思い出した
そこから5分後 2×3m程のプール 流れの脇を狙ってプレゼンしたつもりが緩い所のほぼ真ん中に着水
ミスキャストだったが それに気が付いた影が流れの方から現れ躊躇せず水面を割った
やっぱりだ! 胸鰭が小さく縮んだ放流君らしき岩名ちゃんが釣れてくれた
ここまで来て放流君か~しょうがないからイッパイ釣っちゃうか(^^♪ なんて思ってたのですが・・・それ以降は無反応
半時間ほど進んだところで 二股の右を探ってみよう きっと其処の橋から放流したに違いないからと戻ってやって見ると
読みどうり 橋脚下手の岩盤縁に投じたヘアカディス 緩い流れに乗って数秒下った所で 静かな波紋が起こったので合わせたらフィッシュオン
テンションを保ちながら流れに入って行くと 足元にももう1匹居たみたいで 影が走った
ラインを手繰ると元気な引きで抗って楽しませてくれた岩魚ちゃんをネットで掬うと 抵抗した割には大きくないけど ヒレはピンピン
この子は居着きなんでしょうかね~
橋脚脇の緩いプールにて
こっちの流れに入るのは初めてなので 少しワクワクします
さっきの岩魚ちゃんは放流君かも知れない?こっちの流れには完璧なネイティブは居るのだろうか?水量は結構少ない目だ? そんな事を思いながら進んで行くと
瀬の中の大石と大石に挟まれた猫の額ほどのスポット
一応投げて見るかとフライを投入し数秒待ったが沈黙していたので 一歩前に踏み出したら 暗い底から黒い影がフライに! そして目が合ってビックリ合わせ!!
釣れはしなかったけど 八寸は有りそうな黒い顔をした岩魚だったのをはっきりと見た 絶対に居着きだ
其処から暫く行くとまあまあの大場所 ただ流れが緩くて余り釣れそうな気はしなかったが
下手に3投 中央に2投 して反応が無いので深場の真横に行ってから流れ込みをやって見ようと少し前に出て中央にヘアカディスをポイと投げて歩を進める
狙って投じた訳では無かったフライは 若干右岸側を漂っているのを目視しながらゆっくり進む 当然ラインの弛みを取りつつ
巨石の真横まで進んだ時 ロッドティップからフライラインは2mほど出ている程度 僕からフライまでは4m程度
そこでまさかの光景が!
大きな大きな影がゆっくりとヘアカディスに近づき吸い込んだのが見えた
本当に喰ったのだろうか? そう思いながら一呼吸置く 影はUターンする様に動く 祈るようにロッドを立てる ラインがピンと張って J-stream793が大きく撓った!
”劇的! 目視で分るぜ尺岩魚さま~”
ラインテンションを保ちながら素早く巨石の下側に回り込んで流れの中 膝位の深さ 流れの中央に落ち着いて陣取る事が出来た
静かな流れの中でゆっくり大きく抗う影を再確認する 絶対尺は有る しかも凄い体高スタイル完璧
ティペットは5X 結節もちょっと前に確認したので 大石に潜り込まれ無ければ切られる事はほぼない
春先 岩魚ちゃんの体力が万全で無かったのも幸い 力は強かったけどスピードはそれほどでも無かったので ゆっくりじわじわ寄せて来たら
背中のネットを外して流れに浸す
一呼吸置いて ロッドを立てつつネットを差し込むが 嫌われた
ラッキーな事に大岩魚は巨石の下に帰ろうともう一回上流側に向かったので体力を消耗させるように数秒間ロッドで矯めてコントロールしたら再チャレンジだ!
水面近くを僕のコントロールに従ってゆっくりランディングネットに向かって来るターゲット
目と目が合って心臓がバクバクするけど 悟られない様に出来るだけ平静を装いながらネットを差し込みロッドを更に後方に高く
大岩魚ちゃんは諦めた様に素直にランディングネットに収まってくれた
今季初 尺岩魚さま 超別嬪さんです
ネットに横たわったのは 白点のほぼ見えない ヤマト系の色白別嬪尺岩魚 32cm
全く反応の無かった朝 こんなドラマが起こるなんて予想のヨの字すら無かったから 嘘の様 出来すぎの釣果
沢山の写真を撮らせてもらって 熱い熱いチューを2回させてもらって 静かに流れに帰ってもらった
思えばモンベルのアクアグリッパーも良かったのかも知れない スタッドを打ってないので巨石に近づいてもカチャカチャ音がしなかったに違いない
ヌメリの無い花崗岩には抜群のグリップ力が体力の消耗も押さえてくれたのも良かった
感動した!そして満足もしている
もう上がっても良いと思ったが 時計は14時 もう少しだけ右股の調査をして行こうと歩き出したら 何だろう良い釣りが出来すぎたのでか若干ふらふらする
でも進んでみた 今度も小さめのスポットの石の下から岩魚ちゃんが飛び出した
色黒系ヤマトっぽい岩魚ちゃん カッコいいです~
ワイルドだぜ~
そこからゆっくり歩きで半時間 小さいながらも通らずの滝&プールに行き当たった
ラストにもう一回奇跡が~なんて事も思ったけど 現実は無反応 そらやそんな物ですよね~
一泊二日 木曽岩魚チャレンジ 1日目は予想並みの渋さでしたが 二日目は出来過ぎドラマチックでした🎵
右股は元来水量が少ないのだろう 昨日今日と歩いた渓は全体的にたっぷり流れていたのに ここだけはか細い流れ
春先は良いけど夏に成ったらキビシイ様なきがするけど~また来るよ~
ラストの通らず
木曽の流れ 最高です~
5/2の釣果 : 岩魚ちゃん 5匹
5/3の釣果 : 岩魚ちゃん 6匹