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2022年7月23日(土) 晴れ 気温20-26度 水温16度

仕事が超暇~でも焦ってもしょうがない 僕には釣りが有るさ(シーズン中はね)と大好きな木曽に向かった
ちょっとゆっくり目のスタートだったので 第一目的地は案の定 2台の先行車が有った
では第二目的地へと林道を進んで行ったら 降りてくるジムニーの釣り人と対向した
その時 こっちも満車で入る所が無いのかと思ってドキドキしながら声を掛けたら 「そんなに上には行かなかったですけど 車は無かったですよ。」との事
”ほんまかいな?なら何でこんなに早く降りてくるのか?”と思いながらも ありがとうを言って上って行ったら 青のハイエースっぽい車が1台有った(後で分ったが知り合いだった)
”やっぱりガセネタかいな~”と思いながらも上へ上へ行って見たら そこは空いてたので ラッキーだった

流れに立ったのは9時半過ぎ 良い感じの増水で大物の期待に胸を膨らませつつ 
ザーッと流れるメインの流れは渓魚には完全に早すぎるので 先ずは小場所の浅い瀬や弛みにフライを浮かべてみる
しかもフライも食べやすいサイズのヘアカディス#17で
読み通りの場所で読み通りに反応はしてくれるけど 若干カディスでは無いみたいな感じ
蟻かもね~とも思ったけど釣れなくも無いので そのまま見やすいカディスで爽やかな渓をザブザブ釣り上がって行く



SUMMER

ノンストレスで7~9寸の岩魚ちゃんと戯れてたら あっという間に2時間半が経過し正午
これまでにネットに収まった可愛娘ちゃん達は9匹に達しているのも有って 距離は左程進んでいなかったが ランチタイムとします

実は前回の木曽釣行の夕立に降られた時に 慌てて撤収してきたら何処かで大切な手ぬぐいを落したみたいです
なので今日の手ぬぐいは 豆絞り風でやっています



手ぬぐいは豆ドット 変な石は直角変成

午後もズーッと楽しく 鼻歌混じりでロッドを振って行くと小場所から岩魚ちゃんが飛び出して来てくれます
もうそろそろドキッとする出逢いが有っても良いのにな~とは思うのですが
僕の経験上はベストに近い水量の様に思うのですが 最近まで渇水気味が長く続いて居たので大物は流れや大場所にはまだ出て来てないみたいです



倒木から若木が生えてました

後半戦 3連の滝に近づいて来たのも有って 打率6割の好調ヘアカディスを更に確実性を上げるべくパラアント#15に結び変え
来たる大物に備えて進んで見ると キャッチ率は若干上がった気もします
ブラインドでも釣れますし サイトでも楽しく釣れます

下の別嬪さん
滝下の瀬に揺れる影にそーっと近づき ポイっとアントを投じると 少々狙いを外してもサッと追っかけてガバッと水面を割ってくれました



一応アントで巻いてます、いつまでたってもボンキュボンに巻けませんが

そして滝下
巻き返しの岩縁に影が見えたので狙ってみたのですが 複雑な流れにティペットが押されターゲットの手前でドラッグが~
影がちょっと寄って来てた様にも見えたのですが それっきり見える事が無くなりました
が ラストポイントってのも有ってしつこくやってたら 白泡の所でモコっとした気がして合わせたら 幸運にも釣れてくれました
ロッドをグイーンと絞り込む強さから ラストで大物来たか!と思いドキッとしつつ
テンションを保ちながら流れの中 膝下まで入って幸せなドキドキタイムを味わった後 エイヤ~でランディング
無事ネットに収まったのは 尺には少し足りませんでしたが美しくて良い岩名さんでした



久しぶりにここでも釣れた~

時計は16時前 竿を仕舞って崖をよじ登り林道に上がったら 残り時間を何処で遊ぶか?
せっかくココに居るし 上には誰も入っていない気もしたので 少し歩いて上流をやって見る事にした

はっきりとした足跡の無い流れに パラアントを浮かべて行くと
腹ペコ岩魚ちゃん達が ”ごはんご飯🎵”って感じで現れては ロッドを曲げ 僕を楽しませてくれる
ここは車止めゲートから半時間ほど歩いた流れ 直ぐ下には堰堤が有って魚止めとなっている
そんな流れに棲む岩魚ちゃんにヤマトを期待してしまうのですが、 白点有 色んな柄有り な岩魚ちゃんなので
やはり何処かでニッコウ系が入っている様な・・・




色んなバリエーションの岩魚ちゃん みんな可愛いです

ラスト堰堤が目前に迫り 気持ちを引き締め結節もチェックして進んで行きます
まあまあの大場所に対して 今日は殆ど反応ないんだよね~と言いながら 下手を探って無反応 脇を探っても無反応
で一応ね~と真ん中の鏡にアントを投じる事4投目 複雑によれる水面に着水し暫く揺れてたと思ったら”モコ”っと水面に波紋が出来てフライが消えた
”お!珍しく居たね!”と軽い感じでロッドを立てたら ”ズーン!” 重い?? 
ラインを一手繰りし更にロッドを後方へ引くと 重い感触と同時に大きい影が水中にヒラを打った
大きそうだ!もしかして~でも多分無いよね~思ったより大人しいし~
そう思いながら流れの中に歩を進め早い目の勝負でランディングネットで掬ってみたら
尺岩魚さんとの出逢いは思いがけずにやって来た



らっきっ♪

明るいけど 午後5時半
時合が来てるのかも知れない そうするとラスト堰堤下辺りでもう一本 何て事も有るかも
そう思いながら フライにドレッシングしティペットをチェックし進んで見ると 何と 3連発
空振り・・・ ダメダメで竿を仕舞います

変身を解いて 国道に出たら 今日のお買い物は地元スーパーに寄って見ましたが
出来合いの弁当とかオニギリとかは売り切れてたのか品揃えが薄かった・・・でももう一軒行く元気も無いので何とか間に合わせました
今日も道の駅にお世話になろうと行って見ると 既に何台かのそれっぽい車 僕の狙っている濡れ物を干して置ける場所にも先客が止まっていました

ハスラーを空いている所に止めて寝床の用意をしたら 一人晩餐です 蒸し暑い夜 窓を少し空けベープを点けて一人飲み
ポケットラジオでAMを聞きながら いつの間にか意識が無くなって行きます

本日の釣果 : 岩魚ちゃん 36匹



2022年7月24日(日) 晴れ 気温19-26度 水温15度

道の駅で目が覚めたのが4時半 ここで時間を過ごしてもしょうがないので 歯磨きだけしたら 昨日入れなかった第一目的地に向かいます
そこで岩魚釣りをしたいって言うのも勿論なんですが もしかしたら落とした手ぬぐいが拾えるかも知れないというのも有るのです
超早朝なので大丈夫だろうと思って走っていますが 目的地に近づくにつれドキドキしてきます
で最終の橋を渡ったら 目の前に1台 そして広くなった車止めにも1台
さーてどうする?ほんの一瞬でここを行く事に決め 広場にハスラーを止めました 理由は
最初の1台 : 広場の手前で下流側を向いて停車⇒ここから釣り下っている予想                  
もう一台 : 実は昨日から止まっている車 山か釣りかは分らないが 相当源流まで行ってソロキャンプ予想

ここを釣るのは良いけど 流石に早すぎるので一旦椅子を出して 開口健さんの”風に訊け”を読んだりしながら過ごして見るが・・・
落ち着かない チョット用意をしては本を読み 御菓子を食べたりしては本を読み また用意しては・・・
じっとしていられず6時半 まだ鳥の鳴き声も無いけど遂にEバイクアクセルオンでスタートします

時間もまだまだ早いので 手ぬぐいを探しつつ 流れを見つつ 変な看板も見つつ 進んで行きます



至る所にワナ注意 熊かと思ったら猪鹿用だって

ゆっくり行って 入渓点に7時前
 流れに目をやりつつタックルを組んでいたら 居る居る~ライズこそしませんが流れの中に影が揺れてるじゃあ無いですか
ここに居るのは多分ヒレ丸君だろうな~と思いながらやって見たら 空振り! その上でも空振り! その次の巻きでようやくゲット♪
やっぱり胸鰭が縮んだ岩魚ちゃんでしたが 安心するには良いかも知れませんね

その後暫くはヒレ丸君に翻弄されつつ たまに居着きの岩魚ちゃんに遊んでもらいながら進んで放流エリアを抜けて行きます
昨日の足跡はクッキリ有るのですが この水量なら何とでもなるだろうとやって見ますが かなり渋いです



流れが早すぎるのかな

8時から9時半 殆ど反応が無いし 稀に有る反応も超神経質な感じ 足跡が今朝の釣り人では無いのだろうかと思ってしまう程です
そうなると最初にヒレ丸君に遊んでもらっておいて助かったな~って気持になります、彼らはやはり居付きよりも食い意地が張ってますからね

余りにも食いが渋いのでティペットを6.5Xにしてフライもソラックスダン#17にして進んで来た普段は魅力的なポイント
過去には何度か良型の影を見てはいるプールは増水のせいでヒラキとかには渓魚は居そうになく 居るとしたら大石に吸い込まれていく反転流だろうなそう思いながら
先ずは手前の緩い鏡をやって それから反転流を狙ってみた
若干遠い目から 反転流に乗せてて送り込もうとロッドを緩くフライをフワっと投じたつもりだったが 風かな?
思った以上に飛んだフライが巨石の縁に乗っかってしまった!
ピックアップしてもう一回かとも思ったが ピッと引っ張って落として見ると ちょうどその下に居たんだろう
”ポチョン・・ザバ!” 着水コンマ2秒で波紋が起こった
あまり雰囲気を感じられて居なかったので 丁度いい位の遅合わせでロッドを立てると バッチリ乗った! 流石岩魚さんだ
J-stream7’9”3をグイーっとバットまで重く曲げてくれた感触は 大物だ!
6.5Xのティペットなのでいつもより慎重にテンションを掛けつつにじり寄り 流れの中へ
股下までヒャ~としながら流れに立ち込みターゲットと対峙する その距離3m程
フライラインは全て回収し右手の薬指で押さえているのはリーダーのバット部 良型の岩魚ちゃんには間違いないけどそれほど凶暴には暴れないので
大石とか沈み石とかに潜られなければ 先ず大丈夫と思いながらも 3度ほどグググ~っと重い力で抗った時は ティペット頑張れ~と念を送りました
ドキドキ楽しい時間を1分程過ごしたら ここで決めますと決意
背中からランディングネットを引き剥がしたらロッドを高く上げ 少々嫌がる素振りのターゲットを水面近くに寄せつつネットを差し込み 無事キャッチ
獲った直ぐに尺は有ると分ったこの岩魚さんを浅瀬で写真撮影しようと横たえさせた時
美しい魚体だったけど 唇に赤いプックリが!
なんとこの尺岩魚は誰かに釣られ そしてリリースされた奴の様です!
学習能力の高い個体だったら 普通にプレゼンしてフライを流していたら見切られたかも知れませんね
今日も釣られたので 更に老獪に大きくなってくれることを願いながら チュッとして流れに帰ってもらいました



居てくれたよ♡

そこから半時間 さっきの尺岩魚は奇跡だった様で全く反応しません
こんな時は食事だと思って 背中からパンとソルティーライチを取り出し 超早いランチタイムにします(朝も早かったので)
これで少しは~と思ったのですが 今日はそれほどの効果は無かったような・・・

足跡の事をチョット記しておきましょう
足跡は僕のより少し小さめで ソールのパターンは僕のアクアグリッパーに似た丸いドットパターンでした
そして上流に向かって進んで行ってる跡だけ有って 帰っては来ていないようなので 更に上流に居るのは間違い無いでしょう

パン食後 1時間で2匹の岩魚ちゃんと出逢う事が出来ました
ここも昨日の流れと同じ様に 柄違いの岩魚ちゃんが居ます DNAの違いなのか 棲んでる流れに擬態してるのかは僕には分かりません

終の滝 大きなプールまで来て最終チャレンジ 特に前回のヤラカシポイントは入念にやって見ましたが・・・
相変わらず綺麗な滝でしたな~



お昼前に~


帰り道
たまに見るイワタバコを見て”綺麗だな~”と思い 初めて見る謎のキノコ?に”可愛い♡”
流れや渓魚以外にも色々と楽しめる源流部に癒されつつ 下流に戻ります



渓には不思議がいっぱい

Eバイクで下って下って 大きな堰堤の下
逆にココには足跡が無かったので もしかして~もしかするのか? 少々ドキドキしながらやって見ましたが
一つ目の区間
長くて丁度いい深さの有る開けた瀬 初夏と言う感じの爽やかな流れには黒い虫がハッチしててとっても良い感じです
ラインを気持良く伸ばしフライマンっぽくロングキャストでソラックスダンを流れにプレゼンして行くと
”パシャ”
水面に飛沫が飛んで”コッツーん”でやらかしてしまいました
”あ~あ”っと思いましたが この流れにはもう一匹気の良い岩魚ちゃんが居てくれたので めでたしめでたし でした

期待を持って挑んだその上の堰堤は うーん 無反応・・・ とっても良い感じだったんですけどね



ロングキャストで~

正午を回った頃に その堰堤を超え次のスリット堰堤までの流れに立ってラスト1区間をやってみます
天気は最高 ハッチも少々だが朝よりも随分有る 流れも僕的にはかなり好み何ですけど 肝心の岩魚ちゃんのご機嫌はよろしく無いようで
小場所で1匹 反転流で1匹の岩魚ちゃんが遊んでくれただけでした 堰堤下も沈黙でした

やっぱり 急な増水に渓魚が隠れちゃっててまだ出て来ていないって事なのかな



リーダーキャストで~

実はこの反転流 前回の最終ヒット地点でも有って ここまでは手ぬぐいが有ったのは確実なのです
夕立ちで慌てて撤収する際 ここから林道に停めたEバイクまでの所に落とした可能性が高いので きょろきょろしながら行って見ましたが
残念ながら見つかりませんでした・・・

竿を仕舞ってEバイクでハスラーまで戻り片付けて帰宅準備をしていたら 少し上流で釣ってた餌釣りさんも戻って来た
軽トラで来ている地元のオジサンにと喋って 「この車止めからちょっと行くだけで ほらこんなに釣れるよ」と腰の魚籠を見せてもらったら
尺岩魚が1匹 8寸ほどのアマゴが2匹 後は良く見えなかったけど7~8匹の渓魚が入ってて 凄い!
この区間で余り釣れるイメージが無かったけど 腕の良い人には釣れるのね~と思いました

ハスラーに乗って 直ぐは26度を示していた外気温度計が国道に出たら ぐんぐん上がって32度に!
やっぱり渓は気持良いんだと 再確認しました



本日の釣果 : 岩魚ちゃん 10匹



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