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2022年7月31日(日) 晴れ 気温28度 水温18度

連日の猛暑日からの逃避は 3月に来て以来ぶりにM川源流のT谷に向かう
春に行った際 林道は凄く荒れてたけど強引に進んだ記憶が有るので 今日はEバイクを積んで行く
まとまった雨が無いので水量は期待出来ないけど 下界より数度は涼しいだろうし釣れないって事は無いだろう
ただ最大の問題は 先行者だと思って結構早い目に出発した

キャンプ場を超え橋を渡って右折し何百メートルか行った所にハスラーを停め 8時 変身&Eバイクセット
木曽の最奥に行くときもオーバーヒートっぽく何度か止まってしまうこのバイクで今日は更にキビシイ上りをどの位で行けるのか?
そう思いながら進んで(漕いで)行くと 10分後白いジープが止まっていた! もしかして~と先をみたら 落石で幅が狭まり通れなかったみたいだ
ハスラーなら行けたかも?と思いながら数十メートル先 春の難関横断側溝越がやはり超危険ポイントになってたので やっぱハスラーでは・・・
何度も止まるEバイクを押したりしながら 8時40分 いつもの駐車ポイントに付いた、流石に先行車は停まって無かった



ハードな林道を行きます、春以降補修は成されていませんね

ヒーコラ言いながら今度はガレ場を降りて 流れに降り立ちましたが 既に足がガクガクです
お茶で一服しながらタックルを組み ティペットの先端に#15ヘアカディスを結んで おおらかに行ってみます

最初のポイントに向かう際 大石によって流れが狭まる所でジャンピングライズを見たので ウッシッシ頂きだと思ったのですが
その際見られてしまったのか?ヘアカディスでは無いのか?反応してくれませんでした

おかしいな~いつもなら既に3匹は反応してくれてるのに~やっぱ水が少ないからかな~
と思いながら 暫く進んだら 緩いながらも左右の流れの合流するY字の所で”ガボ”第一反応が有ったので
”居たね”って感じで合わせて見ると キュンキュンと走る元気な渓魚が釣れてくれ初っ端から楽しませてくれます
最初の1匹は出来る限り確実に”抜く”ようにしていますので 暫く楽しんだ後 背中から外したネットを流れで湿らせたらグイとロッドを高く上げ空中遊泳後キャッチ
さっきまでの不安を一蹴するキラキラ眩しいアメゴちゃんを手に入れました
写真撮影からお決まりのチューをしてリリースの後 フライにドレッシングを施して立ち上がります
結構派手に暴れたから もう釣れる事はないだろうと思いながらも 一応右岸側からの白泡の切れ目にフライを投じてみます
1m程流れ下った所で 影が上流からフライに向かって動きました
まさか喰うのか?と思いながら水面を見ていると追い食いで影はフライに襲い掛かったので 一呼吸置いてからロッドを立ててみると
反転したターゲットの重みが”ギュンギュン”伝わって来ます
”お~~”っと声を漏らしながら ロッドで矯めて突進にブレーキを掛けつつ ラインを手繰って距離を詰め流れに入って行きます
30秒ほどの至福の時間を楽しんだら 今度はフライマンっぽく流れの中でランディング ネットの中に別嬪さんが横たわりました



ファーストフィッシュから4m離れて2匹目 別嬪さんです♪

渇水の不安をこの2匹で払拭できた 今日も楽しく釣れそうだと思って進んで行きますがそんなに甘くなかった
いつもより明らかに反応少なく 岸辺の足跡が気になりだし 釣れないけどいつも魚の見えるポイントには陰も無く 極稀に反応すると弾かれる・・・
こりゃ~どうするべ~ 取り合えずフライを替えて見ましょうと 白系の#17ソラックスにチェンジしてようやくチビッ子をキャッチする事が出来た



源流のちびっ子

源流とは言えこの流れは広々としててフライフィッシングがキャスティングが楽しく 足跡が多く有っても魚影も濃かったので
ブラインドでも釣れるし サイトフィッシング的に見える賢い魚をいかにして釣るか! って言うのも楽しめたのですが
今日はサイト的な釣りはほぼ成立せず 竿抜け的なポイントでの反応を拾っていく感じです
良さげなポイントでは反応しない事が多く たまに反応しても見切られたり食いが浅かったりで苦戦しまくりですが
何てことない所から”何で”って思うほど大らかに釣れる事も有って ちょっと不思議な日です

大きなプールの真ん中に ”一応ね” って感じでプレゼンしたフライ 10秒ほど見てたけど動きは無かったので
数歩進んで浮かべて置いたフライを再び見ると 影がフライを咥えて潜って行く所ではないですか! 大きい目のカワムツ?いやアブラハヤ?
そう思いながら合わせると まあまあ強くて~こりゃ~本物だと思ったけど 取り込みはどうしようと一瞬悩んだ
普段ならテンションを保ちつつ流れまで5m程の岩場を進むのが リトルプレゼンツのビブラムシューズはこの流れと相性最悪でツルツル滑るのでササっと寄るのは難しい
どうすると辺りをみたら丁度2m程左手に石清水がチョロチョロと流れて居たので 得意のゴボウ抜きからの細流へポチョンと確保
こんな所で呑気に釣れてくれるんだ しかもガッポリ喰ってるし~ そう思いながら写真を撮ったらネットで掬ってプールまでデリバリーしてリリースしました



プールにて

そのプールの流れ込みは無反応でしたが 半時間以上進んだプールの流れ込み
一投目で”ガバッ”と来たのですがコッツーんで外れてしまい残念賞だったのですが もう出ないだろうなと未練のプレゼンをしてみたら
同じ魚かどうかは分かりませんが 見に来て帰って行きました
白系だったフライをゆっくり時間を掛けて黒系に替えて再チャレンジして見るましたが見には来ますが帰って行きます
そうだよね~って思いながらの3投目 若干雑になって着水から1秒ぐらいでティペットが流れに引っ張られフライが沈んでシャーっと下流へ
とそれに呼応する様に影もシャーと走って追いかけるのが見えました
喰ったとか喰わなかったとかは分かりませんが 有るとしたらこのタイミングかな~っとロッドを立てたら乗っていました
そこそこの重さも有ったのでロッドで下流に誘導してみたら 結構大人しくてネットまですんなり入ってくれました



今日一大きくて白いアメゴちゃん

今日はほぼシビアな釣りなんですが たまに大らかだったりして不思議な日です
多分ですが 渓魚達は腹ペコなんですが人が怖いのも学習してるので 気配を察知されたら一筋縄では行かない
特に大場所はしつこく苛められ釣り上げられて日中はほぼ反応しない
そんな風に思えます

何となく傾向を掴んだのとフライも黒系の方が良かったので この先はもう少し楽しめる筈だと進み
緩い瀬で1匹 巨大プールの流れ込み上の小場所で1匹
いつもならここで一旦林道に上がるのですが 良い感じな気がしたので巨大プールの上流ももう少しやって見ようと超えて降りた所に
ハッキリクッキリ 真新しい足跡が有りましたので
やっぱり林道に上がることにしました



たまに居る♪

さーて 先行者は何処にいるのかな~と思いながら歩を進めて行くと川の方から煙が上がっているのを発見!
焚火しながら優雅なランチを過ごしているんだなと思いながら そこから15分ほど歩いて距離を取って再入渓
河原に出来た木陰で日差しを避けながら遅い目の12時40分 オニギリを2個パクパクっと食べたら 午後の部スタートです

さてさて此処からのアメゴちゃんのご機嫌は如何かな~と進んで行きますが よろしく無い・・・
ほぼ沈黙の流れにフライを流しながら進んでみますが 稀にある反応は見切られたり食いが浅かったりでカラッキシで 1時間が過ぎ少々焦りが
良い流れにアメゴちゃんの揺れるのを見つけたので このチャンスを何とかしたいと 6.5Xのティペットを少々足して フライを黒系ソラックスに結び変えます
老眼のせいで交換に少々時間が掛かってもたついた後 準備完了と流れを見たら影が見えなくなっています・・・
ココに居た筈だけどな~と大石の頭に3投程してみますが やっぱり居ません
でももしかしてと上流の白泡の切れ目にソラックスダン#17を投じますと スーッと流れた所で”シュポ”っと来て
”お~出た!”すかさず合わせたら上手く乗ってくれて水中でローリング
テンションを緩めずに流れの中まで近づいたら 慎重かつ大胆にランディングしてキャッチ
嬉しい一匹 耐えた時間が長く改善作戦が功を奏したので喜び3倍増です

暫く進んで今度は大場所にて
ヒラキで一度 影が水面のフライを見に来たがお帰りになってしまったのですが 流れ込みの白泡を攻めた時
流れに揉まれて沈んだフライでピカピカのアメゴちゃんが釣れちゃいました
向こう合わせでしたが これもフライ交換の賜物だと思いますね



我慢の午後でしたが~嬉しい連発

足腰ヘロヘロで頑張って来て 午後の部ボウズが解消されたら 帰りたいモードが発令
さっきの子がドライでバシッと釣れてたらもう竿を仕舞ってたのにな~とか思いながら進んだ所で スカッと空振りし痛く反省
もう少しだけ集中して頑張るぞと更に進んで行った所で 釣れた
白泡に続く緩い流れにソラックスが差し掛かった時 ”ジャボン”とジャンピングアタックで飛び出したアメゴちゃんを上手くフッキングする事が出来ました
いや~サンキューサンキュー これで帰れますは~



釣れてくれた

竿を仕舞って 手袋をはめて ゆっくり慎重に川通しで戻ります
表面に薄っすら茶色のベールが被った様な石や岩は超危険 超ツルツル マジで事故レベルの
リトルプレゼンツ ミッドストリームWDシューズII ラバーソール 今日のM川源流では最悪でした
前のリトルのソールはそんなに滑らなかったので長く履いたのですが 現行のこれはちょっと考えないダメですね 怪我する臭いがぷんぷんします

帰り道 林道を歩いて行くと山椒の実が赤く色付き始めていました、一枝手折って臭いを嗅ぎますと 爽やかないい香りです
Eバイクに戻って チエーンロックを外してキーを刺そうとしたら ”ギョエ~”奴が手袋の上で伸び縮みしてるでは無いですか
慌ててベストの中から虫よけスプレーを取り出して退治し 事なきを得ましたが 爽やかだった気分がいっぺんに吹き飛びました




山椒です

Eバイクでの林道下りもかなり危険です
荒れた道 急な下り ぬかるみ 一時たりとも気を抜けずブレーキを握りしめ緊張感満載で、余りにも荒れてるところはバイクから降りたりして戻ります
行きは45分ほどだった道のりを足腰ヘロヘロで上ったのですが 帰りは半分以下の時間でしたが腕がビシバシに疲れました

このハードな源流 今度はいつどうやって行くかな~? そう思いながらハスラーに乗り込み帰路に付きました



本日の釣果 : アメゴちゃん 12匹



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