放流君っぽい VS 居着きっぽい岩魚
二股を左に進むと 途端に反応が無くなった 放流君エリアが終わったのが明らかな様だった
よしよしこの先は居着きだろうから真面目にやって2~3匹釣ったら 下手に戻ろうと思って進んで行ったのですが
超薄い反応 半時間で1回 見切られて水面を割らない・・・
う~ん フライを少し小さくするかとも思ったけどもう少しそのままやって見ようと進んで行く
反応激薄なので早足になって時々後ろの木を釣って遂にはフライをロスト
ヘアカディスを17番ブラックの必殺パターンにしてティペットも6X6.5Xと結びなおした
岩盤縁に出来た5m*2mのポイント 先ずは終盤にフワっと投じゆっくりゆっくり流下するヘアカディスをみていると
白く大きな影がゆっくり浮上し水面を割った
お願い!喰ってて! とロッドを立てたら良い感じにロッドが撓ってフックセットしたのも感じれた がターゲットは動じない?
一瞬混乱したけど追い合わせでラインを手繰ったら 一気に上流に向かって走り出したのでここで一回「よっしゃ乗ってた!」となったけど
上手く上流に向かってくれたので 割と慌てずテンションを保ったままポイント終盤にザブザブ入って行って後は徐々に寄せて来て~
と思ったら 一転向きを変えたターゲットが僕を超えて右下の大石に潜り込もうと
緩い目の流れとは言え上流に向かうのとはかなり違って流れを味方にした大岩魚の重みは凄まじい
僕はと言うと フライフィッシャーとは言い難い恰好で 右下に下ろうとする奴に耐えるべく腰を落としてロッドを必死に上流に保持
逆U字に曲がったロッドのティップは完全に下流側を向いてて 盆前に折れたロッドが頭をよぎった
ロッド頑張れ~ティペット頑張れ~と祈りながら すごく長く耐えた気がしたけど 多分数十秒 根負けした岩魚ちゃんが上流に向かったのでホット安心
その後は割りとおとなしく とは言え 1度目 2度目では掬う事は出来なかったけど 無事にキャッチ出来ました!
最高に嬉しい1匹です
何枚も何枚も写真を撮らせてもらって 別れ際には熱いチューをさせてもらって リリース
彼女は悠々とお尻を振りながら帰って行きました
最高!パーフェクトボディな岩魚ちゃんは36cm♪
時計は11時 何とかもう一匹鰭ピンの別嬪さんを手にしたいと再びロッドを振って釣り上がって行きます
10分無反応 20分空振り 30分無反応 そして40分目の11時40分
何てことの無い瀬の中から”バシャ”っとフライを喰った渓魚 ㇰッと合わせたら上手く乗ってくれた
このポイントでこの出方 大きくはないだろうと思ったけど 違和感に感じたターゲットが一気に走ったら凄く速くて驚いた
けどもロッドがそれを吸収し疾走を上手く止める事が出来た 水中を走る影はまあまあ大きかったけどさっきの大物に比べたら可愛いもんだ
余裕で楽しみながら この娘で左又最終としようと決心してランディング
良い娘だ? あれネットより大分大きいぞ? しかも岩魚としては珍しい位に砲弾型!
いや~出来過ぎの午前の釣りとなりました
恰好良い岩魚 ネイティブだと信じたい
一旦上がって 次はどうしようかと林道を下って右股の橋の上から流れを見たら
まあまあ良い魚がウロウロしてるのが見えた、この子は多分ヒレ丸君だろうけど5月にこの上で別嬪さんを釣ったのも事実
このまま通り過ぎれるほどクールなフライマンではでは無いので少し下手の流れに降りました
すると目の前の流れにも岩魚が居ます 定位している影が時々右に左に動くのを見ながらオニギリランチ
贅沢ですね~でも多分ヒレ丸君です
食後 しゃがんだままフライとティペットを点検したらのままプレゼン・・・っと後ろの草に引っ掛けてしまいました
立ったら気付かれると思ってしゃがんだままやって見たのですが この始末 そーっと動いてトラブルを解消して流れを見たら 大丈夫まだ居ます
距離は7m位でしょうか 1投目はショートでしたが逃げません 2投目は上手く行ってターゲットの上流60cm程に着水し2秒後には波紋を立たせる事が出来たのですが
一瞬グッとロッドが曲がったのですが 直ぐに外れてしまいました・・・
気を取り直して 上流に見える影にフライをプレゼンしたら一発でキャッチ やっぱり胸鰭の縮んだヒレ丸君でしたけどね
橋の下に見えてた奴には見切られましたが その上でもう一匹 やっぱり放流君です
次はその上 春に鰭ピン尺上を釣ったポイントに目をやると 中層を大きい影がゆっくりクルージングしています
何投かしてみましたけど反応しません 沈めるかとも思ったのですがニンフを持っていなかったのでヘアカディスにシューっとしてポッカリ浮かして見たのですが・・・
諦めかけてた時 何のスイッチが入ったのか急浮上し疑いもせずにフライを口にしました
”ラッキー”っとロッドを立てたらガツンと重みが乗って 追い合わせでラインを手繰ったらバットまで曲がる勢いです
放流君ポイかな~なんて余裕こいてたら ターゲットがグングンと加速して深みを目指し尾鰭を振ったその瞬間 テンションが抜けました
チャレンジ前にフライやティペットの結節はチェックしたのですが 想像以上の瞬発力の持ち主だったようで5Xと6Xの結び目が切られてしまいました
このパワー ネイティブだったかも知れません、残念!
橋の前後で
あ~やらかした 終わったかも~ と思いながら進んで行ったら 直径3m程の浅いプールに又もや良い感じの影が浮かんでいます
さっき切られた後#15のナチュラル系ヘアカディスと6Xのティペットを結びなおしたばっかりですけど チャレンジする前にもう一回チェックしてからソフトにプレゼンテーション
ターゲットの上流1m弱にフワっとフライが着水したらすぐに気付いてくれたみたいで スーッと寄って来て”パクリ”でロッドを立てたらビビビ~っとバイブレーションが伝わって来ました
結構高い位置からのチャレンジだったのでちょっと強い目にテンションを掛けながら大石を下って流れに立ち込むまで1分位かかったかな~
可愛娘ちゃんは時々嫌がりながらも僕の降りて行くのを待っててくれて 最後にはちゃんとネットに収まってくれました
大きな魚体全体的に薄黄色っぽく 斑点オレンジ 白点はハッキリしてるのでヤマトっぽくは無いですけど ピンピンのヒレには白ハケがクッキリ 何となく秋っぽい尺岩魚でした
右股を進んで来て この別嬪さんに逢えて良かった~ そう思える出逢いが叶いました
前後
そこから トントントンと鰭ピンの岩魚ちゃんと遊んで更に進むと通らずのプール
駆け上がりで盛んに左右に動くまあまあサイズの影が見えます
よ~し この子をサクッと仕留めてフィニッシュだ イージーに考えてプレゼンしますが 頻繁に移動していくので中々丁度いい所にプレゼン出来ませんでしたが
10投目位で良い感じに事が進んで 遂に”シュポ”っと控えめな波紋でフライを喰った ロッドを立てた ラインがピンと張った 1秒で抜けた・・・
あ~終わったと思ったのですが 影はまだ居て相変わらず右に左にセワシナク動いています
?もしかして?まだチャンスは有る? そう思って何度かチャレンジ・・・出ない・・・フライを変えて・・・出ない
あれ?影がもう1匹 いやもう2匹 何だかんだとやって見てもう一回だけピシャっとしたのですが 結局半時間以上弄ばれた挙句
ティペットが絡まり解けなくなったので竿を仕舞いました
楽しませて頂きました( ;∀;)
お盆が過ぎ 9月になって釣り人の動きも活発になって来て 岩魚ちゃんも釣りにくくなって来る頃でしたが
昨日 今日とラッキーで 沢山の渓魚に癒してもらう事が出来ました
木曽川上流の渓 そしてそこに泳ぐ美しい渓魚達
今年もありがとう
好天の初秋 ススキが風に揺れてました
Eバイクに跨って今年は結構チャレンジし 結構良い出逢いを果たす事が出来ましたが 相棒のEバイクはもうダメかも知れません
下り坂ですらエンジンブレーキが効いたような重い感じで全然イケてません
【家に帰ってから購入した店に修理の事で相談のメールを送ったのですが 無しの礫です(まあ中華製の定めとある程度諦めてましたけど)】
2年間 ありがとう
本日の釣果 : 岩魚ちゃん 15匹