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2022年9月3日(土) 雨のち曇り 気温19~22度 水温16度

釣りが難しい時期が幾つか有ると思っている
ゴールデンウイークとかお盆とかの連休後半 それと シーズン最終番の9月後半
なので 今日明日は今年最後の本気の釣りと位置づけて木曽にやって来た
例のごとく 第一目的地には既に2台が停まっていたので 次に向かったら 丁度土建屋さんがバリケードを設置して撤収する所だった
釣り場までは随分と距離は有るけど 行けば貸し切りの可能性が高い
Eバイクを積んで来ているので行けなくは無いけど 雨が降ると思われるのに防水何て考えてるとは思えない中華製のEバイクで行っても良いものだろうか???
今まで雨の日には乗らない様にして来てたけど 今日は行くしかないと決断し準備をしてスタート
幸い雨は降って来なかったけど 林道面を所々で流れる水をタイヤが巻きあげるので背中が冷たくなって行く
しかも上り坂が多くて 案の定オーバーヒート気味に何度かパワーダウン
漕ぐより押して行く方が安全なので 急な上り坂はバイクから降りて押し 平地や下りはバイクに乗って目的地に何とか辿り着いた



夜に沢山降ったのだろうか? 崩落して通行止めだ!

増水を心配しつつケモノ道を下って流れに降りたら 悪くない程度の増水で一安心
タックルを組んで川遊び開始だ~と竿を繋ぎ始めたら雨が落ちて来たので慌てて合羽を着た
フライを結んでしっかりとフロータントを施したけど 大粒の雨が少し弱くなるまでチョットの間空を見ながら待ってみた
けど我慢しきれずに5分でロッドを振り始めたら 10分で気の良い岩魚ちゃんが釣れてくれた(^^♪
一安心出来た そして暫くしたら2匹目も手中に納めて良い感じ~ 雨もいつの間にか上がってたので合羽を脱いで更に進んで行きます



反応良好~

釣り始めて1時間半ほどは サイズはさて置き反応は良く 楽しく進んで行けたのですが そこから先はかなり渋くなって行きました
そう言えばさっきまででも反応するのは小場所からの小物ばかりで ここぞって所からの反応は無かったな・・・ やはりプレッシャーが掛かってるんだろうと思いますね
そうなると 雨が有った方が良かったのかも~とも思いながら渋い流れを釣り上がり 三連の滝 手前30m位の複雑な流れだけど水面は鏡上になったポイント
そこそこの影が水面こそ割らないけど右に左に揺れています
”やる気有る娘だ!”そう思って 慎重に投じた1投目で水面を割ったけどフライは消えずそのまま流下・・・もう一回 もう二回とやって見るものの
2度目は無く 影は何処かへ消えて行きました
がその奥の結構早い小スポットに狙いを変えてフライを投じて見ると 2投目で影が一瞬浮かんで来たのですが・・・
ここでも見切られたのか!と思いつつ 未練たらしくフライを投じてみたら 白泡の中から”ザバ”っと出てフライを咥えてくれました!
小スポットからこっち側の広い流れに引き寄せたら 逃してなるかと速攻で掬ってみたら 色白の別嬪さんがネットの中から悩ましい目つきで僕を見てくれてました



別嬪さんが居てくれました♪

そんでもって 3連の滝
左岸側の巻きをしつこく攻めて見たら ラッキーな事にここでも可愛い岩魚ちゃんが飛び出してくれて 良い感じで一旦竿を仕舞います

そうそう 本日のロッドは既にお気づきかも知れませんが J-stream8’3”#3 以前ずーっと愛用していた物を使っています
こいつは1度折れたのですが 何と10年保証が着いてた代物でティムコさんに一度直しに出したら 折れたセクションだけ別の物に替わって帰って来たロッドです
良い竿で使い倒してたら早10年 心なしか張や腰が無くなって来た気がして2年前に 新たにJ-stream7’9”#3を購入しメインロッドの交代となったのですが
お盆前に折れたので 久々に本気の釣りに持ち出してきたのです
フライを初めた頃 岩井渓さんのロングティペットに憧れ 8ft3in3番のロッドで釣って釣ってだったので 違和感なく今日もやっぱり良い感じです



3連の滝にて

時計は13時半
ガレ場をよじ登って林道に出たら さてどうするか? このまま上に向かえば確実に釣れるが大物は薄い? 朝の第一希望地点に戻ると大物の期待は無きにしも有らず?
まあ大物は明日に取っておいて 今日は確実路線で林道を少し上流に歩いて再入渓

どど~ん! とか ざば~ん! は無かったけど 無垢な鰭ピンちゃんが何匹か遊んでくれたので 15時前 竿を仕舞いました



白点は見当たらない 妙な柄の岩魚ちゃん


林道に戻って 暫く歩いて下って Eバイク
雨に打たれたけど大丈夫かな~とキーを刺し回してみたら何の問題も無さそうだ と思って動き出したけど
モーターは完全に冷えててオーバーヒート何て有り得ないのに 何だか重い?下り坂なのに軽快に走って行かない??どっかイカレタ気がする!

ハスラーに戻って 変身を解き 里に下ったら コンビニに寄って食料を仕入れて道の駅へ
若干の罪悪感も有るので 明るい内は大人しく過ごし 少し暗くなってから一人晩餐 カンパーイ
明日に備え不安は有るが Eバイクはケンウッドのポータブル電源から充電しながら寝袋に入った

本日の釣果 : 岩魚ちゃん 12匹



2022年9月4(日) 晴れ 気温18~22度 水温14度

朝 明るくなる前に目が覚めて暫くは二度寝の努力をしたが全く眠くならなかったので起きた
自販機で温かい珈琲を買って 硬くなったレーズンパンをかじって スマホで天気予報見て暫く過ごしたら トイレして顔洗って
イッチョ行って見るかと ハスラーのエンジン始動 ダム下の駐車エリアに向かった

6時すぎに目的地に到着したら そこには10台程の車が既に有りましたが みんな登山者だと信じて変身したら
問題のEバイクに跨ってスイッチオン 割と機嫌よく動き出したのでイケるじゃんと思ったが 20分ほどでやっぱりアカン
下り坂以外は殆ど押して上るしかなく 途中で心が折れそうになったけど 頑張って~1時間半かけて~目的の入渓点に辿り着いた

ハアハア言いながら流れに降り立ったら 読み通り良い感じの増水 ジンクリアな流れと快晴の青空を見ながら息を整えゆっくり釣り支度を整えたら
さあ行こう 岸辺の流れに手を浸し冷たさを感じてから フライをガイドから外しロッドを前後に振って前進だ
数投目でバシャっと来たけど乗らず 10分後にガボっと来てロッドが撓ったけど3秒でさよなら~ その次も見切られた
フライが違うのかな~でも反応は良いみたいなんでその内釣れるでしょうと更に進んで行くと
8時10分 白泡に続く流れの最終番 石の頭でスピードの落ちたヘアカディス#17に飛び出した岩魚ちゃんが釣れてくれたので 一安心です



今日のファーストフィッシュ

ヘアカディスは一旦お役御免として フッキング率アップを目論見ソラックスダン#17にチェンジしてみる
すると さっきまで有った反応が無くなって・・・・だったけど半時間釣り上がって大場所の反転流で遂に反応
素早い動きで水面を割ったけど フッキングはバッチリで良い感じにロッドが曲がります
掛けた場所が巨石の上から対岸の巻きだったんで 強引にこっちに寄せて来てから下流側のランディング出来そうな所までテンションを緩めずに歩いてから
ランディングするまで 比較的大人しい岩魚ちゃんで良かったです
そうそうヒットして寄せてくる最初は真っ黒な岩魚ちゃんに見えたのですが 寄せて来てる間に若干色が浅くなって淡いグリーンバックになってて不思議でした

あ!今日のロッドはJ-stream8ft0in#3 最近買った物でやってます 使い心地は・・・殆ど一緒な感じ・・・グリップの形がこっちの方が好きかな



ようやく2匹目です

その後は反応なく 何度かフライを交換しながらやって見て もう大らかに行きましょうとヘアカディス#15にして5分後久しぶりに反応
乗らなかったけど ちょっと安心しました
そしてその上 長~く瀞~っとしたポイント 終盤や後半には居ないでしょうっと思いながらフライを適当に投じてみたら
影がフワっと浮いて来て”パク”っとやったので ロッドを立てたら乗った!そして結構元気に走る!!
岩魚ちゃんの気持は分かんないね、こんな所に居るなんて と ニヤニヤしながらランディングしてみたら 胸鰭が若干縮んだ感じの子だった
2匹目が釣れてから1時間20分で反応が連発 ああそうかそろそろ二股が近いので放流君の多く棲むエリアに来たんだと思った



胸鰭以外はピンシャンの岩魚ちゃん

その辺りは 密度が濃いからか情況一変 食いしん坊な子がバンバンバンと3匹を釣れてくれ
内訳は 放流・居着き・放流 楽しいけど若干寂しい気持になるのは贅沢何だろうな



放流君っぽい VS 居着きっぽい岩魚

二股を左に進むと 途端に反応が無くなった 放流君エリアが終わったのが明らかな様だった
よしよしこの先は居着きだろうから真面目にやって2~3匹釣ったら 下手に戻ろうと思って進んで行ったのですが
超薄い反応 半時間で1回 見切られて水面を割らない・・・
う~ん フライを少し小さくするかとも思ったけどもう少しそのままやって見ようと進んで行く
反応激薄なので早足になって時々後ろの木を釣って遂にはフライをロスト
ヘアカディスを17番ブラックの必殺パターンにしてティペットも6X6.5Xと結びなおした

岩盤縁に出来た5m*2mのポイント 先ずは終盤にフワっと投じゆっくりゆっくり流下するヘアカディスをみていると
白く大きな影がゆっくり浮上し水面を割った
お願い!喰ってて! とロッドを立てたら良い感じにロッドが撓ってフックセットしたのも感じれた がターゲットは動じない?
一瞬混乱したけど追い合わせでラインを手繰ったら 一気に上流に向かって走り出したのでここで一回「よっしゃ乗ってた!」となったけど
上手く上流に向かってくれたので 割と慌てずテンションを保ったままポイント終盤にザブザブ入って行って後は徐々に寄せて来て~
と思ったら 一転向きを変えたターゲットが僕を超えて右下の大石に潜り込もうと
緩い目の流れとは言え上流に向かうのとはかなり違って流れを味方にした大岩魚の重みは凄まじい
僕はと言うと フライフィッシャーとは言い難い恰好で 右下に下ろうとする奴に耐えるべく腰を落としてロッドを必死に上流に保持
逆U字に曲がったロッドのティップは完全に下流側を向いてて 盆前に折れたロッドが頭をよぎった
ロッド頑張れ~ティペット頑張れ~と祈りながら すごく長く耐えた気がしたけど 多分数十秒 根負けした岩魚ちゃんが上流に向かったのでホット安心
その後は割りとおとなしく とは言え 1度目 2度目では掬う事は出来なかったけど 無事にキャッチ出来ました!
最高に嬉しい1匹です
何枚も何枚も写真を撮らせてもらって 別れ際には熱いチューをさせてもらって リリース
彼女は悠々とお尻を振りながら帰って行きました



最高!パーフェクトボディな岩魚ちゃんは36cm♪

時計は11時 何とかもう一匹鰭ピンの別嬪さんを手にしたいと再びロッドを振って釣り上がって行きます
10分無反応 20分空振り 30分無反応 そして40分目の11時40分
何てことの無い瀬の中から”バシャ”っとフライを喰った渓魚 ㇰッと合わせたら上手く乗ってくれた
このポイントでこの出方 大きくはないだろうと思ったけど 違和感に感じたターゲットが一気に走ったら凄く速くて驚いた
けどもロッドがそれを吸収し疾走を上手く止める事が出来た 水中を走る影はまあまあ大きかったけどさっきの大物に比べたら可愛いもんだ
余裕で楽しみながら この娘で左又最終としようと決心してランディング
良い娘だ? あれネットより大分大きいぞ? しかも岩魚としては珍しい位に砲弾型!
いや~出来過ぎの午前の釣りとなりました



恰好良い岩魚 ネイティブだと信じたい

一旦上がって 次はどうしようかと林道を下って右股の橋の上から流れを見たら
まあまあ良い魚がウロウロしてるのが見えた、この子は多分ヒレ丸君だろうけど5月にこの上で別嬪さんを釣ったのも事実
このまま通り過ぎれるほどクールなフライマンではでは無いので少し下手の流れに降りました
すると目の前の流れにも岩魚が居ます 定位している影が時々右に左に動くのを見ながらオニギリランチ
贅沢ですね~でも多分ヒレ丸君です
食後 しゃがんだままフライとティペットを点検したらのままプレゼン・・・っと後ろの草に引っ掛けてしまいました
立ったら気付かれると思ってしゃがんだままやって見たのですが この始末 そーっと動いてトラブルを解消して流れを見たら 大丈夫まだ居ます
距離は7m位でしょうか 1投目はショートでしたが逃げません 2投目は上手く行ってターゲットの上流60cm程に着水し2秒後には波紋を立たせる事が出来たのですが
一瞬グッとロッドが曲がったのですが 直ぐに外れてしまいました・・・
気を取り直して 上流に見える影にフライをプレゼンしたら一発でキャッチ やっぱり胸鰭の縮んだヒレ丸君でしたけどね

橋の下に見えてた奴には見切られましたが その上でもう一匹 やっぱり放流君です

次はその上 春に鰭ピン尺上を釣ったポイントに目をやると 中層を大きい影がゆっくりクルージングしています
何投かしてみましたけど反応しません 沈めるかとも思ったのですがニンフを持っていなかったのでヘアカディスにシューっとしてポッカリ浮かして見たのですが・・・
諦めかけてた時 何のスイッチが入ったのか急浮上し疑いもせずにフライを口にしました
”ラッキー”っとロッドを立てたらガツンと重みが乗って 追い合わせでラインを手繰ったらバットまで曲がる勢いです
放流君ポイかな~なんて余裕こいてたら ターゲットがグングンと加速して深みを目指し尾鰭を振ったその瞬間 テンションが抜けました
チャレンジ前にフライやティペットの結節はチェックしたのですが 想像以上の瞬発力の持ち主だったようで5Xと6Xの結び目が切られてしまいました
このパワー ネイティブだったかも知れません、残念!



橋の前後で

あ~やらかした 終わったかも~ と思いながら進んで行ったら 直径3m程の浅いプールに又もや良い感じの影が浮かんでいます
さっき切られた後#15のナチュラル系ヘアカディスと6Xのティペットを結びなおしたばっかりですけど チャレンジする前にもう一回チェックしてからソフトにプレゼンテーション
ターゲットの上流1m弱にフワっとフライが着水したらすぐに気付いてくれたみたいで スーッと寄って来て”パクリ”でロッドを立てたらビビビ~っとバイブレーションが伝わって来ました
結構高い位置からのチャレンジだったのでちょっと強い目にテンションを掛けながら大石を下って流れに立ち込むまで1分位かかったかな~
可愛娘ちゃんは時々嫌がりながらも僕の降りて行くのを待っててくれて 最後にはちゃんとネットに収まってくれました
大きな魚体全体的に薄黄色っぽく 斑点オレンジ 白点はハッキリしてるのでヤマトっぽくは無いですけど ピンピンのヒレには白ハケがクッキリ 何となく秋っぽい尺岩魚でした
右股を進んで来て この別嬪さんに逢えて良かった~ そう思える出逢いが叶いました



前後

そこから トントントンと鰭ピンの岩魚ちゃんと遊んで更に進むと通らずのプール
駆け上がりで盛んに左右に動くまあまあサイズの影が見えます
よ~し この子をサクッと仕留めてフィニッシュだ イージーに考えてプレゼンしますが 頻繁に移動していくので中々丁度いい所にプレゼン出来ませんでしたが
10投目位で良い感じに事が進んで 遂に”シュポ”っと控えめな波紋でフライを喰った ロッドを立てた ラインがピンと張った 1秒で抜けた・・・
あ~終わったと思ったのですが 影はまだ居て相変わらず右に左にセワシナク動いています
?もしかして?まだチャンスは有る? そう思って何度かチャレンジ・・・出ない・・・フライを変えて・・・出ない
あれ?影がもう1匹 いやもう2匹 何だかんだとやって見てもう一回だけピシャっとしたのですが 結局半時間以上弄ばれた挙句
ティペットが絡まり解けなくなったので竿を仕舞いました



楽しませて頂きました( ;∀;)

お盆が過ぎ 9月になって釣り人の動きも活発になって来て 岩魚ちゃんも釣りにくくなって来る頃でしたが
昨日 今日とラッキーで 沢山の渓魚に癒してもらう事が出来ました
木曽川上流の渓 そしてそこに泳ぐ美しい渓魚達
今年もありがとう



好天の初秋 ススキが風に揺れてました

Eバイクに跨って今年は結構チャレンジし 結構良い出逢いを果たす事が出来ましたが 相棒のEバイクはもうダメかも知れません
下り坂ですらエンジンブレーキが効いたような重い感じで全然イケてません
【家に帰ってから購入した店に修理の事で相談のメールを送ったのですが 無しの礫です(まあ中華製の定めとある程度諦めてましたけど)】
2年間 ありがとう



本日の釣果 : 岩魚ちゃん 15匹


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